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青森一人旅②

 出発は首都高の渋滞が解消する夜9時。CafeJBのある横浜市瀬谷区を出発し、東名高速へ向かう。出発してしまえばもう後もどりはできない(こともない笑)。
 東名に乗るため保土ヶ谷バイパスを軽快に走り、横浜町田ICへ。軽い料金所渋滞…と思ったらETCレーンが工事中で1つしか開いていない。あちこちから合流してくる車の波に慌ててエンスト…落ち着いてキーを回すもまたエンスト。なぜ??? ギア入れっぱなしだあああああああああ!
あまりにも発進しないので、工事関係者が慌てて駆け寄ってきたところでなんとか走り出す。工事のおじさまと後続のトラックにごめんなさいをしながら料金所を抜けた。

 先が思いやられる…

 なんとか東京方面へ向かい、苦手な首都高へ。もうここからはナビ頼りだ。間違えないように東北道方面へ。さっきのエンストはなんだったんだと言わんばかりに軽快に走る。夜の首都高は混雑もなく楽しい。
 最初の休憩は蓮田SA。この先は制限速度120km区間に入るので、出発と同時にスポーツモードに切り替える。なんて加速が楽なんだろう。などと思っているとすぐに120kmを超えてしまうので危険だ。免許が何枚あっても足りないことになってしまわないようにしなくては。
 夜間の東北道はそれなりに大型のトラックも多い。軽快に走っていると目の前に車線変更してくるのでその度にドキドキしながらも、安全運転を心がける。
 しかし…トラックに囲まれたアバルトはいつも以上に小さく感じる…

 蓮田SAを出発してから、ちょうど那須高原を超えたあたりで日付けが変わった。そろそろ給油をしておかないとということで安積PAに立ち寄る。少し休憩をし、給油も済ませ、ここから仙台まで一気に向かう。
 トラックが何台かいる程度でほとんど車が走っていない深夜。辺りは暗く景色も見えない。襲ってくるのは睡魔。音楽を爆音で鳴らすも限界に来たようなので前沢SAにて仮眠を取ることに決めた。
一人旅の良いところは「自由」なこと。好きな時に休み、出たい時に出発する。ただ問題があるとすれば…

アバルト狭すぎ問題

 シートを倒そうとしてもレバー1つというわけじゃない。ダイヤル式だ。今すぐ横になりたいのにぐりぐりとダイヤルを回して少しづつ倒していく。仮眠をするだけでも汗だくになる始末。そして何より狭い!
寝れるわけがないだろ??? zzzzzzz…

 結果すぐ眠れたわけで、人間疲れていればどこでどんな体勢でも寝られるということがわかった仙台の夜だった。

前沢SA 残り200kmちょっと!

 ふと目覚めると外が明るい… え??何時間寝た???
思いのほかぐっすり眠ってしまい不覚にも朝を迎えてしまっていた。予定では弘前に到着してからゆっくりしようと思っていたのに!
慌てることもないのに若干急ぎ気味でシートをまたぐりぐりと戻し車を走らせた。あと200km頑張れば青森だ。もう流石に後もどりは考えなくなった。

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