結城ももこ

綴る用

結城ももこ

綴る用

最近の記事

テセウスのかわいい私2

 コンプレックスって、ナルシシズム化しやすい。自分に興味を持ち続けるってすごく苦痛。一挙一動に、違和感が付き纏う。息してる時、ブサイクかも。ご飯食べてる時、気持ち悪いかも。会話してる時、醜いかも。誰かわからないしてるの"かも"に指摘されて、呼吸をするのが苦しくなる。それでも誰よりもわたしがわたしに興味がある、誰かのインスタの投稿よりも今日の盛れてるわたしの写真にしか興味が無い。よく「自分大好きだね。」なんて言われると拍子抜けした顔をしてしまう。欠けてるところを補い続けたらこう

    • 404 not found

      果たして、世界が広がるのはこのましいことなのだろうか。明らかに世界が繋がった瞬間があった。世界から世界へのテレポーテーション。いーっぱい、世界存在している。もしかしたら10000億個くらいあるかもしれない。 避暑地、インターネット。 10代、価値観がぶっ壊れる感覚があった。キラキラした教室から逃げるようにパソコンの前にしがみついていた。インターネットライフ、超充実していた。まさに辛かったら違う星に逃げればいいじゃないを体現していた。こんな自分を受けいれてくれる懐の広さが、

      • テセウスのかわいい私

         小さい頃、鏡を見て違和感を覚えないくらいには私は顔が醜かった。もっと言えば、醜いというより奇妙な形と言った方がいいかもしれない。テレビに映ってる女優やクラスの人気のあの子の顔が可愛いという感覚さえないくらいには、顔の相対概念がなかった。でも醜いことがまるで罪みたいに青春は咎めてくる。女の子でいるのはとても残酷である。可愛くないなら可愛くないだけ許されない。不遇の全てを産まれたての私の顔に押し付ける気は無い。しかし、ブサイクな顔で生きていくのがただただ辛かった。  思春期真

        • 誰にでもある地獄とアイドル

          "地獄"はだれにでも存在している。  地獄と聞くと物騒なイメージを抱くだろう。現世で味わえる快楽、娯楽の天国と同様にそれは身近に存在している。地獄は言わば人間の核心的な部分とも言えるだろう。地獄はだれにでも存在している。もちろん今この文章を読んでいるあなたにも、そしてわたしにも。そして、キラキラしてそうに見えるあの子にも。  あの子の本業はアイドル。初めて出会った時の印象はとても愛想の良い女の子であった。私と彼女が仲良くなるには時間は要らなかった。会うたびにお互いのこと

        テセウスのかわいい私2

          お祈り死にたい

           よく、「死にたい」と呟く。そうすると「早く死ねばいいじゃない」というコメントをいただくことがある。言葉通りの動機を読み取るとそうなってしまうのも無理ないだろう。私はそんな匿名の彼、彼女のことを攻めようとは思わない。今回は、わたしの"死にたい"について話そうと思う。  死にたいのは、自殺願望があるのではないかと疑われることがよくある。全くの見当違いである。わたしは物理的に死にたいわけではなく、自分の気持ちを昇華させたいがために言葉にしている。それは自殺願望ではなく、自失願望

          お祈り死にたい

          経緯

           このnoteを書き始めることになった 経緯 からお話させて頂こうと思う。  わたしは鍵のついたTwitterアカウントで情緒を垂れ流しにする、インターネットの波にどこにでもいる1メンヘラだ。メンヘラとは自分の感情や思慮をどこかに吐き出さないと生きていけないそういう生き物なのである。端的に言うとインターネットを10年以上もやっていると、思い募った言葉の数は多く140文字にとどめるのがとても歯痒いのでnoteを始めた。  なぜ鍵垢にバカ正直に思いの丈をツイートしないといけな