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94. アイスホッケーも仕事もやることに大きな差はない、という話

皆さんこんにちは。三浦優希です。

株式会社ユーフォリアにてインターンを開始してから1週間が経過しました。

とはいっても、ゴールデンウィークを挟んでいたので出勤したのはまだ3回ほどなのですが、すでに多くの気づきを与えてもらっています。僕自身、文字に起こすことで整理したいという気持ちもあるので、仕事を通して感じた最も大きなことを書きだしてみます。

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一番強く感じたことは、アイスホッケーをやる上でも、仕事をやる上でも、それ自体に大きな差はなく結局やるべきことは変わらない、というお話です。

何が言いたいかというと、手段、方法、環境、フィールド、プロセスが違うだけでどちらも「人と関わるもの」という点では同じだということです。

このことに気付くきっかけとなった出来事

インターン生は現在、ONE TAP SPORTS(コンディショニング管理ソフト)の新規ユーザーサポートを始めるための研修をしているところです。今はまだ現場の方々とやり取りをしているわけではなく、準備期間になります。インターン生は、ロープレ(ロールプレイング)と言ってお客さん側と社員側に分かれて、ビデオ通話をしながらONE TAP SPORTSの使用方法の説明を疑似的にしていく、というものをやっています。

来る現場デビューに向け、今日はロープレの最終確認ということで、インターン生同士ではなく、実際にユーフォリアの社員さんに向けて説明をするという機会がありました。僕らインターン生は、ロープレが始まると同時にONE TAP SPORTSの説明を始めました。説明内容に関しては、ほぼ完ぺきな出来だったと思います。そこで社員さんから言われた言葉が印象的でした。

それは、「説明ロボットになるな」という事でした。いきなり自分の商品の紹介に入るのではなく、まずは相手(お客さん)と対話し、その方の現状や課題を把握したうえで、ONE TAP SPORTSというツールがその方の一つの解決策になることを伝えよう、というお話でした。

すでにビジネス界で働いている方々からすればこれは当たり前のことかもしれないし、僕自身それが大切なことというのは理解はしていました。それでも、いざ本番になると、最も大切な部分である「なぜONE TAP SPORTSはあなたに必要なのか?」というwhyをすっ飛ばして「このツールはこんなことができるんですよ」というhowの説明の方から入ってしまっていたことに気付かせてもらいました。

しっかりとコミュニケーションを取り、相手の課題を抽出し、それに対して僕らが出来ることを提供する。これが大切だと学びました。

いままではあくまで前置きで、本題はここから。

この、「人に寄り添う」という点においては、仕事もスポーツも全く同じだと思います。(というか、それに限らず人生で起こりうることすべてに共通している)

スポーツが感動を生むことが出来るのは、そこに見てくれている人、応援してくれている人、ともに戦ってくれている人、環境を整えてくれる人、相手、味方、などなど多くの「人」がいるからです。

アイスホッケーで言えば、ファンの方、チームメイト、コーチ、リンクで働いてくれている人など、関わってくれている人たちの数は本当に多いです。

選手が競技を続けることが出来るのは、このような「自分の周りにいる人たちの支え」があるからこそであり、それがなくなったら、選手でいることはおろか、そもそもスポーツを続けること自体が難しくなります。

一人ではスポーツを続けることはできません。競技をやる上では、必ず他の人と相互に依存しあう必要があります。だからこそ、「相手を知る」ことがとても大切になります。

おそらく、多くのスポーツ選手、いわゆるアスリートは、競技経験を通して「周りの人たちがいるからこそ、自分が競技者でいられる」ということを頭の中で理解していると思います。競技レベルが上がれば上がるほど、その感覚はきっと研ぎ澄まされていきます。

仕事も、それと全く同じなのではないでしょうか。自分の周りに仲間がいて、応援してくれる人がいて、時には反対する人やライバルもいて、それでも自分たちの商品を使用したいと思ってくれている人たちが必ずいます。いや、「使用したい人」というよりも「必要としている人」といった方がいかもしれません。

このような人達がいるからこそ、ONE TAP SPORTSは「サービス」として成り立っているのであって、周りに「人」がいなければその必要性はなくなります。

簡単に僕の意見をまとめると、

・競技があるから「競技者」でいられる
・必要とする人がいるから「サービス」として存在できる

よって、どちらも同じ

ということです。

これはあくまで私の推測ですが、俗に「アスリートがセカンドキャリアで苦労する」って言われているのは、この「代入」が上手くできないから起こっているのではないかと思います。

スケートを履き、防具を付け、スティックを握り、パックを追うという行為はあくまでアイスホッケーというものを「人と関わる上での手段」として使っているということ。

出勤し、研修に参加し、知識をつけ、パソコンとにらめっこし、自分の会社のサービスを学ぶという行為は、あくまで仕事というものを「人と関わる上での手段」として使っているということ。

どちらにも共通しているのは、相手がいるからこそ必要とされる行為であるという事。だからこそ、もっと「人を知る」ことが大切なのではないでしょうか。

この先このような考え方はまた変わっていくかもしれないけど、とりあえず今の自分が思っていることは書き出しました。インターンという今までとはまるで別の世界を経験したことで、自分の主軸となっていたアイスホッケーに対する考え方が広がったというのは、とても興味深いです。

ちなみ、この「代入」という作業をやる上で必要になることが「物事の抽象化」だと思っています。これについては僕もまだまだ勉強中ですが、またどこかのタイミングで自分なりの考えを皆さんに聞いていただけたらと思っています。そのうち書きますね。

さて、今月11日の月曜日からインターン生もさっそく現場に出ることになります。

「人と向き合う」

この思いを忘れることなく、目の前の事柄に真摯に向き合っていきます。

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。

三浦優希

※トップ画像はCanvaよりテンプレートを引用しました。

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