（日々）ホーチミン2区と多摩川／ベトナムロック／バイク帰りのバレンタイン

2023/2/12 ホーチミン2区と多摩川

物件を見る。ホーチミンは日本人向けの不動産屋が多く、担当者も日本の方だ。

日本人が多く住むのは、1区、2区、3区。
1区と3区は、オフィスやショッピングセンターのある繁華街。2区は川をはさんだ先にある、閑静な住宅地というイメージらしい。
欧米人が多く、おしゃれな雑貨屋カフェも立ち並ぶ。高級なヴィラも多い。

2区の物件を2つ見た。大きな幹線道路沿いに建つマンション群。1区や3区に比べ、随分と道幅が広く、その分渋滞もない。ところどころ草地が残っている。

ベトナム歴9年の不動産さんによると、このあたりは、ここ5年で急激に開発が進んだらしい。元々田んぼや沼地で、少し前までは、牛も歩いていたのだとか。
中心部との間にある川も、10年程前までは橋ではなく、船で渡っていたらしい。
静かな雰囲気は、そういうわけか。

夫は実家のある多摩川沿いの街を思い出すと言っていた。「耳をすませば」や「平成たぬき合戦ぽんぽこ」の舞台になったあたりだ。

そう言われると、サイゴン川のまわりに残る草地の向こうに見えるコンドミニアムは、多摩川の向こうに見えるマンションをどこか思わせる。

多摩川に牛はいないが、たぬきたちは、まだ少しいるだろう。

内覧した2区のマンションの窓辺から

2021年夏の多摩川

2023/2/13 ベトナムロック

夫が最近、家でずっと流している（半ば強制的に聞かされている）ベトナム音楽。そのなかの一つに、STUPIZ KIZという古都フエ発ロックバンドがある。

街でかかっているのは、ポップやEDMっぽいものが中心で、ロックは聞いたことがない。

このバンドは全編英語歌詞、日本で言うエルレ的な方向性だろうか。
高校生のときよく聞いてきたSugarcultぽさもある。

PVは今っぽいエモいカップルチェキで、それもいい。彼女のほうが、少し石原さとみに似ている。
ライブに行ってみたい。

2023/2/14 バイク帰りのバレンタイン

バレンタインデー。ベトナムは、男性から女性に花などをプレゼントする日らしい。

路上は、造花のバラの花束だらけだ。ハート型のものや、1000ドン札がぎっしりはいったもの、偽Diorの紙で包まれたもの、ぬいぐるみがついているものだ。
物売りの人たちが、朝からせっせと並べている。その場でつくっているものも、ある。

夕方、同じ場所を通ると、帰り道と思われる男性が、バイクに乗ったまま、花束を買っていた。