「わたしたちは何者なのか?という問い」#Hyperlinkchallenge2015,#孫まで届け

世間のメディア界隈の人たちの中では、#Hyperlinkchallenge2015 #孫まで届け なるものが流行っているので、#あとで読む とか、#めも とか、pocketにとりあえず格納しておいたいろんな人のブログやコラムを引っ張り出し、今年、これは!と思った記事をリンクしてみる。


そもそも、Hyperlinkchallengeって何?

なんか流行ってるな、と思いつつも、まずは概要知らねば!ということで以下。まだご挨拶とか、お目にかかったこととかないのですが、隠居系男子の鳥井さんより。

▼【ハイパーリンクチャレンジ2015】僕にとって今年1番おもしろかった記事。鳥井弘文 #HyperlinkChallenge2015 #孫まで届け | 隠居系男子 : http://inkyodanshi21.com/blog/8087/


また、こちらもまだお目にかかったことないのですが、同じハチロク世代の長谷川賢人さんより。以前からフォローさせていただいています。

▼【ハイパーリンクチャレンジ2015】今年、僕がいちばんシビれた記事/長谷川賢人 #HyperlinkChallenge2015 #孫まで届け — Medium : http://ift.tt/1RLLXto


【開催趣旨】現状ではウェブメディアに対するアワードがない。しかし、作り手は日々葛藤しながら多くのコンテンツを作り出している。それらが時代の流れに乗って刹那的に消費されるだけではなく、その年ごとの記録を残すことで、資料的価値を持たせる(映画の「日本アカデミー賞」、ユーキャンの「流行語大賞」、書店員が決める「本屋大賞」をあわせもったイメージ)。アワード形式にすることで、担当編集者・ライターを表彰することも目標のひとつ。


ふむふむ。なるほど。そして、何をするかっていうと、

・その年(前年12月〜本年11月)までに公開されたウェブコンテンツから印象に残った記事を2本だけピックアップする。1本は自らが執筆・制作に関わった記事、もう1本は他媒体で公開された記事とする。
・参加者はそれぞれの記事を選んだ理由を、ブログやSNS等にまとめて発表する。選考した理由もあることが望ましい。また、次にチャレンジを受けてもらいたい人物、印象に残った記事を聞いてみたい人物も2人〜3人程度指名する。なお、指名がなくとも、開催趣旨への理解があれば自発的な参加も歓迎する。
・記事制作後、次のハッシュタグを付けてTwitterにて報告ポストを投稿する → #HyperlinkChallenge2015 #孫まで届け
・なお、「孫まで届け」には、いずれ日本のソーシャルヒーロー孫正義さんまで参加してくれたら嬉しい、孫の代まで読まれていきたい、参加していただいた方に“ソン”はさせない、という気持ちが込められている。
・投票は、12月20日を持って集計〆切とする。

へー!!

孫まで届けって何?って思ってたけど。そんな意味あんのか。というわけでやってみる。


まずは他の方が書いたもので私がこの一年で一番興味深く、何度となく読ませていただいた記事は以下。

▼小林弘人 | 未来の変化に適応するには、発信者たる自分が体験、実験してみるしかない « INNOVATION INSIGHTS : http://wired.jp/innovationinsights/post/analytics/w/disruption-of-media/?user=normal

なんというか、これはなんとも、グッときたといいますか、もはやグウの音も出ないと言ったほうが正しいかもしれない。

牛にはいっぱい胃があって、一度食べて飲み込んだものを口まで戻したり飲み込んだりしながら消化していく作業のように、何度もなんども読み返して反芻した。

まさに!と思って共感するところもあれば、もはや、私なんてちっぽけな編集者からすれば著者の小林さんがいろんな経験をしすぎていて、なんども反芻しなければ理解できないような部分もあったけど、わからない部分のもやがなんども読むことにより晴れてきたとき、なんて的確な言葉を選んで一つ一つを語っているのだろうかとびっくりした。

特に、タイトルにも引用させていただいた、「わたしたちは何者なのか?という問い」は、とっても自分が作っているメディアの中で悶々としていたことだったのだけれど、今の時代にメディアに関わるということは常にこれを問い続けることなのかもしれない、と、なんだか背中を押された気分でした。ぜひ読んでほしいです。


自分が執筆・制作に関わった記事で印象深い記事

うーむ、うーむ。これは結構悩みました。

が!

こちら。

▼〜これからのニッポンのクラフトビール~七人のSAMURAIによる本音トーク~[1]廃れていく地ビールの中生き残ったブルワリーたち。“ビールのためにやる!” | ビール女子 : http://beergirl.net/craftbrewers-talkevent-report1_c/

やっぱり私は食べ物の編集者です。振り返るとやはりここ。

今年の春、昨年に引き続き 2 回目の東京ビアウィークにて。クラフトビール業界きっての大物たちが揃い、代官山にオープン直前の「SPRING VALLEY BREWERY TOKYO」にて行われたトークセッション。

私が運営するビール女子編集部ではこのトークセッションの全てを書き起こした(もちろん少なからず編集はしているけれど)。

一部過激ではありながらも、本当に深い、いいトークセッションだったけれど、イベント開催から一週間後くらいの公開で、取り消しの要請が関係者から入ったときには”驚き”の一言だった。結果的にほとんど問題なく3本に分けた全編が公開できたときには正直ホッとしたけれど、ある意味、本当のビール業界の過渡期を感じた一件。

2011年くらいからクラフトビール来る来ると言われ、確かにじわじわ浸透してはいたものの、本当にそれは一部の人たちで。

今年、大手ビールメーカーの参入によりあらためていろんなところでいろんな人がいろんなことを言ってきた。(すでにnoteにも書いたけれど、私もクラフトビールの定義についての議論には若干疲れてしまった一人。)

でもそんな中で、これまで一緒に同じ土俵で話すことのなかった人たちが、キリンビールが立ち上げたSPRING VALLEY BREWERYでしかもオープン前に!こんな議論ができる世の中に、同席できたことを非常にしあわせに感じた瞬間でもあった。そんな高揚感がまさにその場で、リアルタイムに、私をPCに向かわせた。

1994年にビールの製造量に関する規制緩和があり、日本中に広がった「地ビール」。その盛衰を経てクラフトビールが盛り上がり、あらためてそのときの敗因とは一線を画した本質的な”ローカリティ”を意識するブルワーの考えの一端が垣間見られたこのトークセッションでは、ある意味、地方創生を推し進める今の日本に何か刺激をもたらすのではないかとすら思えた。

この記事は、上記の一本目から三本目まで、ぜひ全てを多くの方にご覧いただきたい。今、この時代にビールが飲める成人であることに感謝して、そして日本のビールルネッサンスの立会人として。

▼〜これからのニッポンのクラフトビール~七人のSAMURAIによる本音トーク~[2]自分が飲みたいものをつくりたい!それが本当に愉しいこと | ビール女子 : http://beergirl.net/craftbrewers-talkevent-report2_c/

▼〜これからのニッポンのクラフトビール~七人のSAMURAIによる本音トーク~[3]クラフトビールの目指すもの、地ビールとは違うローカリティ | ビール女子 : http://beergirl.net/craftbrewers-talkevent-report3_c/





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