「ハイヤーセルフ・ジャーニー〜旅で癒されるココロ」5 高千穂峰登山
2年ほど前の11月上旬、私が住んでいるいちき串木野市から車で1時間半あまりかかる高千穂河原駐車場に到着。
数台の車はありましたが、平日だったのもあり、がらんとしていました。
天候は時折日がさす薄曇り。山は雲に覆われていました。靴を登山靴に履き替えて、リュックを背負って出発。
鹿児島の平地の紅葉は🍁その年にもよりますが、だいたい11月下旬から12月上旬ぐらいでしょう(南国だから紅葉ないんじゃないかと思われるでしょうがあるんですよ)高千穂河原は標高が970mなので、もう紅葉始まってました。
最初は遊歩道を歩きます。まわりを見ながら、紅葉や🍁木々がキレイという余裕がありました。
遊歩道が終わり、ずっと坂道が続きます。うっ、今まで経験したことのない息の上り方、何これ、苦しい〜〜もう本当に死ぬんじゃないかと思いました。
登山を決めて1ヶ月あったのですが、少々の散歩ぐらいしかしていなかった私は高千穂峰を完全に舐めていました。
ここでリタイア?いやいや、ここまで来たんだから絶対に登る!ハイヤーセルフからの声。
少し休みながら歩いていると息の上がりがおさまってきました(登山で1番大変だったのはここでした)
本格的な岩場が現れて慎重に登って行きました。視界が悪くなってきました。
山はガスが発生していました。実際、「途中で断念しました」と言って降りて来られる人数人とすれ違いました。
引き返した方がいいのかな?一瞬思いましたが、続行しました。
岩場を登り切ると馬の背という所に出ます。馬の背というくらいなので、道幅が狭いんです。
御鉢火口がそのまま登山道になっているんだそうです。(この記事を書くのに高千穂峰のことを調べて初めて知りました😅)
風が強い日などは火口へ滑落する危険が高くなります。私、高所恐怖症なんです😱(ビルの3階くらいから下を覗くのも足がすくむし、観覧車🎡も超苦手です。遊園地の乗り物はほぼ乗れません💦でも飛行機✈️は大丈夫 なんで?)
私にとってガスが発生していたのが功を奏しました。周りが見えなかったから。
目の前しか見えなかったから歩いていけたんです。火口が見えてたら足がすくんでいたと思います。
馬の背を過ぎて、ザレ場の続く斜面をゆっくりゆっくり休みながら歩いて行きました。
ついに高千穂峰山頂に到着!ガスがかかっていたので景色は見えませんでしたが、天の逆鉾確かにありました。
近くまではいけなかったので、坂本龍馬みたいに抜くことは出来ませんでしたが🤣(丁重にお祀りしてありました)
高千穂河原から山頂まで2時間あまり。高低差600m登り切り、なんとも言えない充足感と達成感を感じました。(50歳近くになってこういう経験が出来たのは本当にありがたかったです。今になって体育会系の部活してる気分になりました)
そして、清々しさと。
500〜600mを登っていた時に味わう心地よさとは確実に違う気持ちでした。
登山する人はこういう気持ちなんだろうなと少し垣間見えた気がしました。(私、高所恐怖症だからロッククライミングは出来ないな💦)
山頂で食べる予定だった昼食はあまりの視界の悪さに断念。下山してから食べることに。
1時間あまりかけて降りてきて、紅葉の🍁木々の中で食べました。
美味しかったのは言うまでもありません。
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