見出し画像

性格はいきなり変えられない。でも、思考や言葉は選べる。

「ピンチはチャンス」という言葉があるように、ある状況をプラスにとらえるか、マイナスにとらえるか次第で、その状況の受け止め方や臨み方が大きく変わってくる。

ただ「そう捉えた方がよい」ということはわかっていても、「わかる」と「できる」は異なる。心の持ち方を変えるのは、けっこう難しい。


大好きで、尊敬している友人がいる。一言では語りつくせないのだが、尊敬している部分の一つに「物のとらえ方」がある。

客観的に見たらきっとつらいだろうと思える体験をしていても、それを受け入れ、不満を言うことなく、感謝して、前に進む。

「そう思わなきゃ」と無理やり思いこませているわけではなく、心から自然にそう思えているのがわかる。
内側から湧き出てくるプラスのエネルギー。それがオーラとなり、いつもイキイキ、キラキラとしている。
話すといつも、そのプラスのエネルギーの恩恵を受けている。

いつかその友人みたいな物のとらえ方ができるようになりたいな、と思う。私はまだまだ「心から」というよりは、頭で考えて「そう思わなきゃ」「そう捉えなきゃ」と思ってしまう。


でも思った。
「そう思おう」と思っている時点で、もう一歩進んでいるんじゃないかって。

「ピンチはピンチだ」と思ってしまう所から、
「こういう思考は苦しい、変えたい」と気づき、
「ピンチはチャンスと思おう」と言い聞かせる。

言い聞かせて、言い聞かせて、気がついたらそれが思考のデフォルトになるのかもしれない。


あの有名な、マザーテレサの言葉を思い出した。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

友人も「以前からこうだったわけじゃない」と話していた。意識か無意識かはわからないけれど、思考や言葉に気をつけ、習慣になり、それが性格になっていったのかもしれない。


そう考えると「性格」って「変えられないもの」みたいにとらえてしまうけれど、思考が出発点だと考えると全然変えられる。
「こういう性格だから~」と決めてしまうのはもったいない。

「いま、ここから」どんな思考をして、どんな言葉を使うかは、自分で選べる。

それこそ、やるかやらないかの差なんだ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?