言葉にして、伝えよう。
「ありがとう」と「ごめんなさい」。
シンプルだけど、とても大切な言葉だと思う。
私があえて書くほどのことでもないけれど、書いてみる。
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いつからか。これらの言葉を意識するようになったのは。
今の仕事に転職してからだろうか。
日常生活の中で自然に言っているようで、実は言っていない。
意識してみて初めて、言うことができる言葉だと気がついた。
もちろん、むやみに多用しようと言っているわけじゃない。
ここぞ、の時に伝えられるか、伝えられないか。
それは人の”信頼”にも大きく関わってくる。
年齢を重ねるにつれ、プライドのようなものが顔を出し、これらの言葉を伝えることに歯止めをかけてしまうことがあった。
でもむしろカッコ悪いよね、と気がついた。
たとえば自分がミスをしたのに、ごまかして、言い訳して、はっきりと「ごめん」を言うことを避けるのは。
ごまかしてしまった後は、何となく自分の後味も悪い。
いくつになっても、経験を重ねても、ミスは起こり得る。
その時は「ごめん」と正直に伝えた方が、気持ちは軽くなる。
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周りの人の「ありがとう」「ごめんなさい」にも意識を向けてみる。
然るべきタイミングで伝えている人もいれば、伝えない人もいる。
もちろん「然るべきタイミング」と思っているのは私だけなので、その人のタイミングではないかもしれないんだけど。
「この場面で、一言添えてくれたらな…」と思うことは、実際ある。
メールやチャットなどのテキストのやりとりが増えたから、より気になるようになったのかもしれない。
ささいなことでも「ありがとう」を添えてくれたり、ささいなミスでも「すみません」を添えてくれると、気持ちがとても晴れやかになる。
言葉は強要するものではないし、言わない人を責めたいわけではない。言わないだけで、心の中では思っているかもしれないし。
ただやはり、人の心の中は見えない。
言葉で言わないと、伝わらないことはある。
この人の良さが、言葉の少なさによって見えにくくなってるんだよなぁ…と思うことはある。余計なお世話だと思うけど。
だから私は、伝えたいことはできる限り言葉にして、伝えることを続けようと思う。
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こちらをリライトしてみました。
まるっと変わった気がする。
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