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書き続けて得られたこと。

師走も終わりに近づくと、何となく振り返りをしたくなるものですね。今年はとにかくたくさん書いた年でした。内容はさておき、量は書いたと自信をもって言える。

今年の1月4日からnoteを始めて、5月ごろからほぼ毎日書いて。めちゃくちゃ力んで書いた文章も、めちゃくちゃゆるりと書いた文章も、一つひとつが自分にとって軌跡。書くごとに、一歩一歩前に進んだ。もちろん立ち止まったり、後退したりしたこともあったけど。

とある研修で講師が言っていた「進んだ距離も大切だけど、歩いた距離も意外と大切だと思う」という言葉を思い出す。3歩進んで2歩下がるは1歩しか進んでないけれど、5歩分歩いた、ってことでもあるもんね。


書き続けて得られたことの一つに、「ことばへの感度が上がった」という点がある。自分がことばを出すことに比例し、ことばが入ってくるようになった。

たとえば音楽。一つひとつの歌詞が、言葉にスッと入ってくる感覚がある。そしてグッと刺さる。スッと入ってグッと刺さる。感覚的な言葉で申し訳ないが、音楽の歌詞が「ことば」として届くようになった。そしてそのことばに、日々励まされている。


たとえばマンガ。登場人物たちのセリフが、いちいち刺さる。あれ、私ってこんなに涙もろかったっけ。情緒豊かにマンガ読む人だったっけ。

自分で自分がわからなくなる。心に刺さりやすいようなマンガを読んでいるだけかもしれないけど、セリフを「ことば」としてキャッチできる力、以前より上がった気がするんだよなぁ。


ことばへの感度が上がり、それまでの自分だったらスルーしていたかもしれないことばを、ぐんぐん吸収できるようになった。書くことそのものにも助けられているのに、さらに贈り物までもらえた気分。うれしい。


改めて意識してみると、私たちの身の回りにはことばがあふれてる。音楽をガーッと聴く中でもことばを浴びているし、マンガをダーッと読む中でもことばを浴びている。
どんなことばを浴びるのか。それにより、無意識のうちに自分が構成されていく。良くも悪くも。だからこそ、自分がいいと思えることばをたくさん浴びたい。


そしてまた書く。よいことばを糧とし、今度は出す。よいことばをたくさん浴びた私が書くことばは、浴びる前よりもちょっとだけ、よいことばになってると信じたい。

書く→ことばへの感度が上がる→よいことばを吸収できる→そしてまた書ける…のサイクル。なんだこれ、めちゃくちゃいいサイクル。このサイクルを、これからもまわしたい。


そんなわけでこれからも、書き続ける。




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