ギリシャ神話 トロイア戦争と糖化

ギリシャ神話の中でも有名なトロイア戦争。これは生体内の糖化という戦争を象徴している。

糖化

タンパク質や脂肪が余分な糖と結びつき変性、劣化する生体反応、老化の原因となる。
終末糖化産物AGEの蓄積は、糖尿病や腎臓トラブルのリスクを高める

さて、トロイ戦争の発端だが、ヘーラー、アテーナー、アフロディーテの美の対決にある。
その審判に、トロイアのパリスがあたる。
アフロディーテが最も美しい女性をあげることを条件提示して、パリスはアフロディーテを選び、スパルタ王妃ヘレネーをさらう。

スパルタ王妃ヘレネーは、ゼウスとスパルタ王妃レーダーから生まれる。この時、ゼウスは白鳥に化けており、卵を二つ生む。
一つ目の卵からはカストール、ポリュデウケース
二つ目の卵からはヘレネー、クリュタイムネーストラー
が生まれる。
ポリュデウケースとヘレネーはゼウスの子
他の二人はスパルタ王の子である。

ゼウスの子は膵臓のランゲルハンス島から分泌される内分泌系物質を示しており、
ランゲルハンス島アルファ細胞から分泌されるグルカゴンがポリュデウケース、
ベータ細胞から分泌されるインスリンがヘレネー。
どちらも血糖をコントロールするために分泌される。

スパルタ王の子らは、膵臓からでる消化酵素アミラーゼ、トリプシンを指す。

ヘレネーは成長して地上で最も美しい女性となる。
インスリンは細胞内にブドウ糖を取り込み血糖値を下げる。血糖を下げる働きをもつのはインスリンだけ。
なので、インスリンの分泌低下は糖化に関わる。つまり老化し美を失う。

松果体ヘーラー
脊髄・骨アテーナー
性腺刺激アフロディーテ

はそれぞれの役割で美しさを創造しているが、
アフロディーテが勝利するのは、糖化を抑制する作用を持っているからだろう。

トロイアの王子パリス。
トロイアは膵臓のランゲルハンスδ細胞にあたる。
どこで、インスリンを分泌するかが問題になった。
膵臓内部での争いが起こる。
この戦争は神々も巻き込んだ。

戦いの女神アテーナー、ゼウスの妻ヘーラー、海神ポセイドンはギリシャ側
太陽神アポロン、月の女神アルテミス、美の女神アフロディーテ、軍神アレースはトロイア側についた。

ランゲルハンス島α、β、糖、タンパク質消化酵素アミラーゼ、トリプシンの分泌に関与するのがギリシャ側の神々

ランゲルハンス島δ、脂肪消化酵素リパーゼに関与するのがトロイア側の神々

戦争の経過に関しては、次回、トロイアの木馬にて考察する。



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