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星座から読み解く古代史ー北斗七星

10月は神無月と言われます。

諸説ありますが、一般的には諸神が出雲に集合し、他の地では神が不在になる月であるから〔奥義抄、名語記、日本釈名〕と言われています。

実は10月は天空の北の空から、北斗七星が姿を消します。厳密にいえば、地平線スレスレに見えますが、山間部では見えなくなる。
北斗七星は、北極星を見つける手掛かりであり、方角を知る為の重要な星です。

古代の人々にとって、北斗七星は一年中沈む事なく、方角を教えてくれる神であった。

この北斗七星は日本の古代名は四三の星。
二つのサイコロを振り出してでる二十一の目のひとつの読み方である。

長野の犀川の語源は、賽子(サイコロ)から生じたのではないかと推測している。
さらに安曇野に多く見られる道祖神は賽の神、塞の神である。道案内の神ーつまり、北斗七星でもあります。

北斗七星神が天空から姿を消す間、神は長野に滞在するのである。長野は信州ー神州。神を迎える地出雲は、長野一帯の日本アルプスといえる。日本アルプスは山岳地帯なため、地平線の北斗七星が見えない。

このように、古代の人々の生活から発生した概念は、
どんなに、歴史をねじ曲げようとしても、生活に息づき、根付き、残る。

長野大町こそ伊都国。神を迎える国。

欺かれた出雲を再考せねば、真実は見えてこない。

古事記に登場する出雲建。この話は刀をすり替え、倭建が出雲建を殺す。出雲をすり替えた事を意味する。倭建は殺した後、歌を読む

やつめさす 出雲建が はける刀 つづら多巻き さ身無しに あわれ

非常に意味深な歌である。

作者は物語の歌に歴史の真実を残しているように思う。

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