徒然なるままに#

こんばんは。
現在、主人が子供達を寝かしつけ中により
静かなリビングで一人、なんとなくブログに向き合うことにしました。

GWでお休みをいただいていることもあり、少し余裕が出てきた中で
本当に久しぶりに映画を見ました。
去年まで、毎日1本か2本は見ていた映画、引越ししてからとんと見なくなったのは慣れない土地でバタバタしたのと仕事の環境でバタバタしていたからだろうかと思ったり思わなかったり。

やはり私は「一人」で何かすることがとてつもなく苦手で
やはり私は「他者」や「何か」により影響を受けたり頭が整理されたりするタイプなので、最近の私は「私」というものを形成する「影響」を失っていたんだなと思ったりしています。

学生の頃は、ファッションに興味があり、サークルを作りショーに仲間たちと出場したり、思いっきり自分の頭の中身を表現したりしていて、あの頃の私の「これしかない」という感覚はとても苦しいものだったと同時に、とても幸せで、今その頃の舞台の動画やその頃の写真をみると、目を覆いたくなるほど若く、恥ずかしく、輝いて見えました。

それでもやっぱり昔から私は「人間」に興味があり「人生や心」に興味があるのだと確信し、今もギリギリでも「心」と「人生」に興味があることが少しホッとしたというか安心したというか。
変わるべきところは変わり、変わらないで欲しいところは変わらない。

私の周りの友人たちは、本当にそういう人たちが多くて
変わっていくんだけれど、変わらない。
そういう人に囲まれながら「自分はどうだ?」と思ったときに
昔から変わらないところを見つけれたようで少し嬉しかった。というわけです。
あれ?みんなに会いたくなってきた。笑


兎にも角にも、昨日は高校生の頃にむちゃくちゃ衝撃を受けた蜷川実花さんの「ダイナー」を見まして、まぁ感想は、ネタバレしたくないからまたいつか。

蜷川実花さんがサブで持っていると風の噂で聞いてミーハー魂で購入した
リコーのカメラを久しぶりに出して手入れをしてあげました。

当時まだ高校生だったかな、大学に入っていたかな、そのくらいの時の私にとっては無茶苦茶高級な買い物で、冗談抜きにキッチン込みの4畳半、トイレと風呂が共同というボロアパートに住み、大学の教科書のお金が払えないと前日に日払いのバイトに行くような生活の中で、光熱費を滞納しかけてまで購入したカメラ。
いざ、神戸の栄町を歩きハーバーランドまでの道のりを写真を撮りながら歩くも、撮れない。なぜかブレる。意味がわからない。オートモードがない気がする。そうです、何もカメラを知らない状態で、すごくいい難しいカメラを買っていたわけです。

それほど、大人に希望を持てなかった高校生の私とって蜷川実花さんは衝撃の大人だったということと、私がなんてミーハーだったかということがわかりますね。

そして、そのままファッションへ興味はうつり、そして離れ、また何の縁かカメラに触れるようになり「こんな人になりたい」と思った人から「これ、マクロ撮影のためのカメラじゃない?」と言われ、バカ笑いしました。


当時の私に言ってあげたい。

ポートタワーじゃなくてそこのパンジーを撮るんだよって
おしゃれな壁とおしゃれな人を撮るんじゃなくて
そこのレンガを歩くアリを撮るんだよって

今は生産中止になったこのカメラ
多分一生手放せないと思う
だったら使ってあげなきゃなぁと
磨きながら思った夜でした。

おやすみなさい



私の幼い彼と彼女が
私のどうしようもないそのカメラで撮った写真


自分のやりたいことと、家庭とのバランスに悩んで
色々と考えていた時に
「大きくなったらカメラマンになるねん」と言われて
少し涙が出たのは内緒のハナシ

「いいじゃん!めちゃくちゃ楽しいよ!」
と言い続けられるようにだけ、そこは大切に守っていこうと
そんなことを思いました。


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