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一旦、2ヶ月の自粛生活をねぎらおうと思う

ああ、本当に疲れている。
1本400円の栄養ドリンクが身に染みる。
子供たちの登園を自粛し、自宅保育を始めて早2ヶ月。
謎の頭痛と腹痛を薬で誤魔化し、たまに栄養ドリンクでドーピングしながら毎日なんとか生きている。

一昨年まで、月に2回ほど発生していた土日のワンオペ育児ですら根を上げていた私である。
しかも、その時は長男1人だけ。
今考えると余裕のよっちゃん冗談はよしこちゃん状態だ。
あの時の自分に、そんなんで弱音吐いてどうすると喝を入れたい。

イヤイヤ期の幼児と、言葉が通じない乳児という、共に違う理由だが、それぞれ自制も統制も効かない2人のワンオペ育児は本当に日々闘いである。

特に最近は運動能力が高く、世界への冒険心に満ちた次男のヤンチャぶりが凄まじく手を焼いている。
少しでも目を離すと1mくらいの高さのソファの背によじ登り、スパイダーマンポーズで鎮座していたりするので(勘弁してくれ)私はトイレすらゆっくり行く暇がない。
次男に目を光らせていると、洗面所から「ママー!餃子の皮が(排水溝に)詰まったー!」と長男の叫ぶ声。
何だその状況は。

我が家のルーティンだが、天気の良い日は朝の8時から人気の少ない公園へ2人を連れて行き、2時間ほど散歩をする。

△謎の豆をひたすら摘んでは並べるという作業にお付き合いしている図

人様の畑に入りたい!と愚図るお野菜大好き長男をひたすらなだめ、時に抱え込み、クタクタになりながら自宅に帰ってもまだ午前10時。

ああ、今日1時間って90分になったんだっけね?と途方に暮れる。

そもそも5時に次男に起こされているから、既に5時間は活動しているのだ。なのにまだ10時。しんどい。

家に帰りテレビを見たり、おもちゃで遊んだりして、さらに庭へ出てプールをしたり、家庭菜園の野菜にお水をあげたり…
体力消耗作戦を日々愚直に実行しているが、それでも、長男は昼寝をしない日の方が多い。
なんなんだ、この体力モンスターは…
アラフォーの私の意識の方が先に飛びかけて、子供と遊びながら半分くらい寝ていることすらある。(人間って半分だけ寝れるんだね)

何でも引っ張る、噛みつくブームの次男にやられた長男が次男に暴力を振るわないように目を光らせているのも精神的に中々疲れる。
思いっきり髪の毛を引っ張られる長男もかわいそうで「ごめんね、痛かったね。次男くんはまだわからないから許してあげてね」とかわりに謝るシーンが1日に何度も繰り返される。
(それでも次男を思いっきりかわいがり、私に焼きもちを妬いたりもしない長男は本当素晴らしい人格の持ち主だと思う)

15kgの長男と、11kgの次男を1日に何度も抱えあげて、元々腰痛持ちの身体はギリギリ崖の上をいくように、フラフラしている(ギリギリchopね)

我が家は夫がシフト制の仕事なので、朝だけもしくは夕方だけと、どちらかは今のところ手伝ってもらえる。
1日中ワンオペで育児している人には頭が下がりすぎてもげそうである。

日が暮れると、大抵私が死人のような顔をしているので、夫はいつも以上に優しくケアをして助けてくれる。
育児も家事も、たった数時間の自由時間を費やしてやってくれている。
それでも「あー良いよね、仕事に行けば他の大人とも話せるしね。理不尽なことも言われないし。移動時間はフリータイムだしね」と嫌味を言いそうになってしまう余裕のない自分がいる。

→仕事と育児どちらが大変?の記事も是非

そんな私に夫が言ってくれる「君は本当に毎日よくやってるよ」という労いの言葉は、この過酷な日々での生命線だ。

△ソーシャルディスタンスありまくりの公園

鬱屈とした気分になりがちな毎日である。
どうか、自分自身に、そしてパートナーに労いの言葉をかけてあげてほしい。

仕事をしながら自宅保育している家庭もたくさんあるだろう。
私たちよく頑張ったよね、と。
毎日よくやってるよ、と。
助けてくれてありがとう、と。
お互いに労おうじゃないか。

私もいよいよ来月から長い育休を終え、仕事に復帰する。今よりもっとキツイ日々になる可能性もある。

コロナが壊滅したわけでもないし、引き続き気を引き締めて臨まないといけないが、一旦この2ヶ月の自分にお疲れ様を言おうと思う。

本当によく頑張った。

子供たちも、誰にも会えない、どこにも行けないつまらない毎日なのに、笑顔ですごして素晴らしかった。

そして、見ず知らずの私に言われても何にも嬉しくないかもしれないが、コロナ禍の中、自宅保育をしている全ての保護者の皆さん、本当にお疲れ様です。

(医療従事者の方々はもちろん、苦境に立たされながらも奔走している企業、商店の方、全ての頑張っている人たちに言いたい)

ここにも1人同じように苦しみながらも、一生懸命生きている人間がいることが少しでも励みになりますように。

※サムネは長男が作ってくれたタンポポの花束。「ママI love you」と言いながら渡してくれた。
大変だけど、育児はやっぱり最高であることには、何の疑いもない。

本代に使わせていただきます!!感謝!