きみへ
石田祐規と申します。この前、Lineで「ゆうきさんのこともっと知りたいです」って言われたので、映画とか音楽を紹介した流れがあったと思います。あれってLineで紹介するより、noteで紹介したほうがYouTubeがすぐ見れて便利だよなって思って、こっちで書き直しました。
僕を作った動画たち
Where the Hell is Matt? 2008
ほらもう君は動画を再生している素晴らしい人だ。この動画は「Where the Hell is Matt? 2008」というもので、ネットではMatt君と呼ばれている。もともと彼はゲームを作って生活するのが夢だったんだけど、その夢が叶って就職したあと、ずっと人を撃ち殺すゲームを作らされていた。
「人を殺すようなゲームを作るのに、自分の人生をかけたくない」
と感じたことから、会社を辞めて旅を始めた。それで完成したのがこのビデオだ。彼の魂が生き生きしてくるのが分かる。
Gucci Fall Winter 2020 ファッションショー
これは最近知った動画なのだけれど、別に構やしない。遅かれ早かれ出会っていた。Thank you ズーシェン。途中でヒッピーみたいなおばさんが出てくるところで泣いてしまった。そして後半で裏方のスタッフが並ぶところ。無名の人の強さに僕は弱いのだ。
MIKA / We Are Golden
19歳、一人でイタリアを旅した。mixiで知り合った7歳年上の日本人女性の家に泊まっていた。怖くて夜中はテレビを付けっ放しにした。知らない言語で、知らない音楽が無限に紹介される中、真っ暗な部屋にこの映像が流れた。ずっと忘れたくないと思った。
Fatboy Slim / Praise You
大好きな映像作家の最も重要な作品。少ない予算でここまでやるか。画面で一番跳ね狂ってる奴が監督のスパイクジョーンズ だ。ここまで素晴らしいMVを僕は見たことがない。架空のダンスチームを作り出し、素人ながらに練習し、無茶苦茶な本番を迎える。そこにあるのは本物の愛。このフットワークの軽さは常に先輩として意識している。
Fuerza Bruta
ブロードウェイで公演された奇跡。via 増沢大輝 ありがとう。人間が表現できる驚きの最高峰。ステージが前じゃなくて、上っていうのもヤバい。僕ら日本人には絶対思いつかないステージだ。こんなステージを見てから死にたい。
銀河ヒッチハイク・ガイド
「ゆうきさんがこの映画を好きでよかった」と真っ暗な部屋で君がつぶやいた映画。そう、僕の悪趣味はすべてここから端を発している。人を食ったような視点の文章や、仮想の何かを立ち上げるときの指標。すべてここから16歳のときにこの映画を見てしまったから。
バーニングマン
1人の男が失恋をして、大きな祭りを砂漠で始めた。思いを断ち切るように最終日にデカい木の人形を燃やした。いつしかその祭りは「バーニングマン」と呼ばれるようになった。砂漠に街を作り上げ、新たに出会った隣人たちと共同生活を営み、そこで自分を表現しながら生き抜く。ただ、それだけのイベント。僕のイメージするアメリカだ。
Yoann Bourgeosis
トランポリンのパフォーマンスが有名だが、良い動画が消えていたので、こっちを貼る。回転する板の上でカップルが抱き合うダンス・パフォーマンス。演劇の感動ってこうだよなって再確認する。
ギフトピア
動画じゃなくてゲームです。ゲームを作るならこのゲームを超えていきたい。そんな気持ちを忘れていました。主人公がしょっぱなから逮捕されて顔がモザイクがかった状態でスタート。中学生の僕はシビれました。こんなかっこいいゲームを作る大人がいるんだ。生きてもいいのかなって。
敵もいなければ味方もいない。だから戦いもない。まったく奇妙なRPGだ。RPGなのにコマンドもない。つまり、無人島生活を楽しむしかない。だけど「どうぶつの森」のようにのほほんライフも送れない。食べないと死んでしまうからだ。
僕の好きなおじさん
フンデルト・ヴァッサー
画家なんだけど建築家。「直線は狂気だ」という言葉通り、曲線だらけの建築を設計します。雰囲気も好きだ。銭湯で見かけたら「師匠にしてください」と僕はきちんと言えるだろうか。
福岡正信
自然農法という言葉を知ったクレイジーなおじさん。「なまけたい」ただその気持ちを高めていくとこうなるという美しい犯罪。愛媛県伊予市に拠点がある。いつか会いたい。あの世で会いたい。
野口晴哉
日本に「整体」という言葉を持ち込んだ人。彼の開発した整体はみんなが一般的に使う整体とは区別して「野口整体」と呼ばれる。骨格からその人の性格やなりやすい病気を見つけ、手当で治す人。もはや治療家と呼べる。
骨格で性格が決まるなら、個性とか考えてもしょうがないよね。そこから人間をスタートしようという思想の礎になっている。(動画は適当に選びました)
荒川修作
本物だよ。この人の考えていることは、地球の本質を語っているのだと思う。この悲しみの星で何が起きているのか。すべて知ってそして建築を作るのだ。彼のいうことを僕はまだちゃんと理解できていない。僕が未熟だからだ。だから成長したい。人間は死なないんだよ。
僕の好きなカフェ
カフェ フォー コー
ベトナムハノイの中心地にある隠れ家的カフェ。吹き抜けが多すぎて野外なのか室内なのかわからなくなる。植物と人間が一体化した素敵な場所。夢のような空間すぎて、夢だったとしても驚かない。もしこの星の神様がいるなら、このカフェがあるだけで満足すると思う。
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