ほづみゆうき

東京都中央区在住。妻と娘2人の4人家族。 仕事はNPOフローレンスのシステム全般担当。…

ほづみゆうき

東京都中央区在住。妻と娘2人の4人家族。 仕事はNPOフローレンスのシステム全般担当。関心は待機児童など子どもの社会問題と客観的なデータに基づく行政の実現。Code for Chuo立ち上げたり選挙に出てみたり(中央区議選に挑戦するも惜敗) ※ 発信内容は全て個人的見解

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    フローレンスのメンバーたちが個人で発信しているnoteをゆるっとまとめました。記事の内容はいずれも個人の見解です!フローレンスについて詳しくはこちらをご覧ください:https://florence.or.jp/

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ほづみは中央区政に改めてチャレンジいたします

 わたし、ほづみゆうきは中央区政に改めてチャレンジします。その背景と思いについて今回は書いていきます。  前回の挑戦は2019年。当時は保育園の待機児童の問題が全国的に深刻で、中央区はその中でも特に入園が困難な自治体でした。わたしの家庭も長女がその当事者になりかけたという立場で、この問題の早期の解消、そして中央区をもっと子育てしやすい街にすることを主として訴えていました*1。出馬表明が選挙の直前となって知名度不足もあったことから、結果は定員30名に対しての33位で惜敗。

    • 学校での性犯罪、どうなってる?中央区の現状とその後の対応のあり方について

       今回のテーマは、学校現場における性犯罪。東京都教育委員会が発行しているこれらの事案への対応手順である「教職員等による児童生徒性暴力等が発生した場合の初動対応」の冒頭にはこのような記述があります(引用の強調はほづみ。以下同じ)。  まさにここに書いてあるとおりで、これらの行為を行うことは児童生徒を傷つけるものであって、断じてあってはならないことです。しかしながら、実態としてはたびたび報道に出てくるトピックであります。  後段に述べますが、2023年度に懲戒処分を伴う性犯罪

      • 児童館は、中高生の「居場所」として十分か?「こどもの居場所」を巡る議論と中央区の現状

         今回は、こどもの居場所、特に中高生の居場所としての児童館について。  「児童館」というと未就学から小学生くらいまでのイメージの方が多いのではないでしょうか。実は、中央区内のすべての児童館で中学生、高校生の受け入れも行っており、特に一部の児童館では中高生向けに20時まで開館しています(小学生は17時まで)。各施設での開館時間は下記のとおり。  一方で、行政としてそのように位置づけていることと「当事者たちがそのように理解していること」、そして「実際に利用されていること」とは

        • 1億円もの税金が流れてる"任意団体"!?"中央区文化・国際交流振興協会"のナゾ

           今回は、中央区の関係団体である中央区文化・国際交流振興協会について書きます。タイトルのとおり、けっこうな税金が投入されているにもかかわらず組織形態としても実態としても運営が不透明な任意団体で、改善の余地が多々あると考えております。 どんな団体なの?事業内容  まず、どんなことをやってる団体なのか。Webサイトには下記のような記載があります。  主として行っているのは名前のとおり「文化振興」と「国際交流振興」。  文化振興としては、コンサートや文化講座などのイベント開

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          中央区の施設「銀座ブロッサム」の運営に2億円?今後の施設運営はどうあるべきか

           皆さんは銀座ブロッサムという施設をご存知でしょうか。区役所の近くにある、区役所と同じ雰囲気っぽい建物です。  位置づけとしては「地域文化の向上と区民の便宜」だそうで、昭和49年(1974年)に開館。結婚式場や集会室として利用されている区の施設。  施設としては区が持ってますが、その管理運営は民間企業が行ってます(指定管理者制度というやつ)。事業者は、「松屋グループ・オーエンス共同体」。  今回は、この銀座ブロッサムにまつわる課題と今後のあり方について掘り下げます。

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          中央区の学童クラブ、2024年度の選考はどうだった?

           今回は、2024年4月に向けた中央区の学童クラブの選考状況とその考察について書きます。これまでだと例年3月末に開催されている子ども子育て会議で明らかになっている情報について、現在行っている次年度予算の審議の中で資料として確認できたのでその内容についてです。 中央区の学童クラブの現状23区でもっとも入りにくい区、中央区  まず、中央区の現状から。中央区は23区の中でも有数に学童クラブを利用しにくい区です。  以下のグラフは23区での学童クラブにおける1年生の割合。学童ク

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          中央区の第3セクターである日本橋プラザの今後の契約、どうなる?

           「日本橋プラザ」という建物があります。これは中央区が民間事業者とともに株式会社を作って運営しているビルで、いわゆる第3セクター。今回は、この施設のそもそものところと、今後について掘り下げます。 どういう問題?そもそも日本橋プラザとは?  この施設は、元々は中央区の中学校(紅葉川中学校)があった場所にその跡地の活用としてどういう経緯か「ビル建築やろうぜ!」となって、1985年から運営されているものです。いわゆる貸しビルで、民間企業のテナントが入っている他、ホールや会議室な

          中央区の第3セクターである日本橋プラザの今後の契約、どうなる?

          教員がパワハラで自殺に追い込んで「停職3ヶ月」は妥当なのか? ← 他県では免職事例も多々ある

           嫌なニュースが有りました。宮城県の県立高校において教員がパワハラで自死に追い込んで停職3ヶ月という処分。  この事件としても許せないことですが、さらに今まさに同じような苦しい状況にある人を絶望させる内容という意味でも腹立たしい限り。  直感的に思ったのが、なんでこんな軽い処分なのだろうというところ。停職3ヶ月。いわゆる罪である懲戒処分ではあるのですが、免職ではありません。直近でコンビニコーヒーのサイズを偽った程度で懲戒免職になった方がいたこともあり、この点について言及さ

          教員がパワハラで自殺に追い込んで「停職3ヶ月」は妥当なのか? ← 他県では免職事例も多々ある

          省エネでポイ活?中央区の「中央エコアクト」アプリがスゴい

           皆さん、環境に良いことしてますか?なんとなく大事だよねーとは思いつつ、具体的に何かを行っている人は決して多くないかと思います。  そんな中、今回は中央区が作成・公開しているアプリを紹介します。スマホで簡単に始められて、環境に良いアクションをすることでポイントが貯まってハッピー買物券など色々な景品もゲットできるという楽しい取り組み。  ただ、問題は全然知名度がないこと。。。参加している世帯数がアプリ上から確認できるのですが、なんとわずか464世帯(2024/01/29時点

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          2023年振り返りと新年に向けて

           今年も残りわずかとなりましたので、軽く振り返りと新年に向けての記事を書いておきます。  2023年は、政治家になる!という人生の中でも大きな転換がありました。4月の統一地方選、中央区議会議員選挙において1643票で当選させていただきました。  特に政党に所属することもなく、あんまりリアルでも見たこともないよく分からない者に対して、予想以上に多くの方々からの貴重な1票をいただき、何とか当選することができました。ボランティアとして関わっていただいた皆さんも本当にありがとうご

          2023年振り返りと新年に向けて

          中央区の町会/自治会の実態はどうなってる?今後の住民自治のあり方を考える(2023第4回定例会一般質問より

           11月の一般質問で扱ったテーマについて背景を踏まえつつどういった質問をしたのか、そして区からどのような反応があったのかについて整理しておくシリーズ第2回。今回は、町会・自治会による情報周知/意見集約に関する件について扱います。 質問の背景 まず、中央区の行政運営において町会・自治会という存在は極めて大きな存在です。令和4年度の決算書ベースでは、直接的な助成である「コミュニティ活動支援事業」ではおよそ6600万円、この他地域イベントに関する事業や地域防災対策などの事業も含め

          中央区の町会/自治会の実態はどうなってる?今後の住民自治のあり方を考える(2023第4回定例会一般質問より

          中央区の行政DX、どうなってるの?(2023第4回定例会一般質問より

           今回から何回かに分けて、一般質問で扱ったテーマについて背景を踏まえつつどういった質問をしたのか、そして区からどのような反応があったのかについて整理しておきます。  今回の11月の一般質問で扱ったテーマは大きく以下の5つ。今回は、この中から行政DXについて扱います。 質問の背景 「DX」は言うまでもなくデジタルトランスフォーメーション。総務省の定義では「ICTの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること」とあり、要するに行政サービスをICTを活用することで

          中央区の行政DX、どうなってるの?(2023第4回定例会一般質問より

          「指数」が高くても落ちる!?学童クラブでの選考方法の問題点について解説します

           学童クラブの申込が12/1から開始されました。この申込にあたって、申込を予定されている方からある問題提起をいただきまして、たしかに問題だと感じたのでその内容の解説と、対処方法、今後のあるべき姿について書いていきます。  その問題とは、学童クラブは保育園などと同様に「指数」の高い家庭、つまり保育の必要性が高い家庭が優先して利用できるのが基本であるにも関わらず、一部のケースで逆転現象、つまり指数が低い家庭の方が入れてしまう状況が発生しうる、というものです。 どういう問題なの

          「指数」が高くても落ちる!?学童クラブでの選考方法の問題点について解説します

          「プレディプラス」ってなんなの? - 制度の位置付けと今後の展開、懸念点について整理してみた

           次年度4月からの学童クラブの利用申込の詳細が公表されました。受付期間は12/1から来年1/5まで。  今回の申込からの大きな変化は、プレディプラスが導入される!という点。一方でこのプレディプラス、一体ナニモノなのよという点があまり理解されていない印象があります。したがって、まずはこれがどういうものなのかということと、今後どうなるか、さらに現時点での懸念事項などについて整理してみます。 そもそもプレディプラスとは?どういう位置付けなの?  「プレディプラス」という名前か

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          あなたの防災対策ダイジョーブ? - 情報収集ツールの観点から調べてみた

           防災が大事なんていうのはもはや当たり前の話です。今年は関東大震災から100年、この地震大国ではいずれまた同じような災害がいつ起こるとも分かりません。いざ起こったときを踏まえて、それに対しての備えは不可欠。  この手の話でよく言われるのが「自助、共助、公助」。まずは自分で自分の守れるようにする、次に地域などのコミュニティで助け合うこと、それで対応できない部分を自治体や消防署、自衛隊などカバーするといった考え方です。  自助や共助のためには事前の備えが必要です。「事前の備え

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          議会の存在意義とは何なのか?港区議会の議論から考えてみる

           先日、「港区では修学旅行でシンガポールに!」というニュースがSNSにたくさん流れておりました。話としては、9月の補正予算案として区長から議会への事前相談なしに突如として提案が出てきたことが発端。  そこから「港区」のお金持ちイメージから「さすがお金もってんな」とか「他にやることあるやろ」といったように色々な角度から切り取られて瞬く間にSNSで拡散されるという事態になりました。  その盛り上がりとは裏腹に、その後の審議過程についてはそれほど着目されていないように思いますが

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