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料理と私~料理を学問する④~The野菜屋~

今回は私を料理人として
支えてくれた野菜屋さんのお話

野菜。
野菜は僕の料理人生まだまだ浅いが、それを大きく変えるひとつの出会いがあった。

18歳の私には漠然と料理と向き合っていた。
何も考えることはなかった。師匠に出会うまで…

料理人の尊敬できる人はいた。
ただそれ以上に記憶に残り今なを心の支えである恩師が居る。

それは島根県松江市で野菜屋をしておられる、中脇さんとの出会いである。

とある日の何気ない一言だ。
料理人やってんの飯食わしてみろや、ウチの店のあそこにあるけん。

と言う一言から始まり、
僕がバイトをらしていた店のおろし屋さんだった。
男らしい。体格もよく背も高い。圧力も充分そして何より存在感だ。

圧倒的な存在感だ。
言葉よりなりより、その存在感に引かれ、店に足繁く通った。

忙しく明日も早いだろうには勉強だといい
ご飯に連れて行ってくれて、9時にはどこでも寝ちゃうけど、先に帰っていいよーと店主が言うんで帰ると
背中で語っていたぞ。けどきっと嬉しかったんたと思うぞと店主は言っていた。
だが9時には寝るのは日常らしい。

かっこいい。
ホントにかっこいい。
常に新鮮だ。

口癖はウチの野菜は高いですけんね。
上物屋ですけん。
悪いもんはもって行かんけん。

って言ってた今思うと凄いプロフェッショナルだ
本当に凄い。

情熱が背中からばぁーと伝わるくらいだ。

何より熱い、そして思いやりのある紳士だ。

そんなこんなで引かれ休みの日は通い通い
取引もさせて貰えることになった。

今年猛威を奮った新型コロナウイルスのさなか一人でマルシェを作ったり
全国への宅配サービスなど先駆けて率先的に行動される姿勢の恩師にはいまだなを離れていても尊敬していて、
僕もこの秋から地元の個人農家さんとタッグを組んでフードロス問題や新商品や特産物の開発なども頑張りたいと思うところだ。

なんせかっこいい。
なかなか他に言い表せないけどかっこいい。

これから御指導御鞭撻の程よろしくお願いいたします。

今日は恩師の紹介でした。

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