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日々是うふふ

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「うふふなミカン」を通じてこころが動くこと、あれこれ。食べる人・つくる人がつながることで起きる化学反応あれこれなど綴っています。
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#ナチュラルライフ

感謝と謝罪と

 写真はうちの畑の近くの沢。大雨の前後など父と様子を見に歩きます。普段は枯れていますが今回のよう雨が続くと水が流れ出します。 これまで沢の脇の木が大きな根っこで土留めをしてくれていましたが近年の大きな雨のたびに水のチカラで土も岩も木も少しづつ流されているようです。 沢を詰まらせそうな倒木は随時取り除くのですが、しばらく前に直径が私の背丈ほどある木が倒れ、さすがにどうしようもなく市に撤去をお願いしています。 きっとこんな場所は日本全国たくさん。でもそのことに注意を払い氣が

皮も食べて病気予防!

うふふなミカンには「皮まで食べられるミカンプロジェクト」という名前がついています。ジャムとか、安心して加工もできるよーというメッセージだったんですが「皮も食べてほしいミカン」に変えようかと思い始めています^^  『玉ねぎ みかん「皮」を食べるだけで病気にならない』(前北里大学教授 熊沢義雄著)によるとミカンの皮を食べることで、近年多くの病氣や老化の原因と言われている「炎症」が抑えられ、健康を維持するのに大いに役立つとのこと。これは氣になるではないですか!こちらの本で一緒に学

見えないけどあるもの

まろやか蔵出便(1月便)の出荷も無事にほぼ終了。1月便でもたくさんの美味しかったよ!メールをいただきました。温かなメッセージ、本当にありがとうございます。 皆さんお礼のご連絡を下さいます。つくってくれてありがとう、と。生産者にとってこんなにうれしい言葉はありません。年老いていく生産者も、もう1年頑張ろうかって思い直せます。お金をいただいている訳ですから当たり前のことをしているのですが、やっぱり喜んでもらえていると思うととっても嬉しくてほっとして、『これでいいんだ』と改めて勇

スイーツ侍あらわる

 大切に育てたうふふなミカンの美味しさをもっと皆さんと楽しみたい!そんな思いで濃厚ジュースを作ったりドライミカンにしたり試行錯誤しています。そしてただいまスイーツづくりに挑戦中。(写真はイメージです。)  しずおかは由比という小さな街で誠実なスイーツづくりをされているパティスリーメールペールさん。地元食材を生かしたスイーツも季節ごとに登場しています。このたびうふふなミカンの想いを汲んでくださり、お力添えをいただくことになりました! 現在取り組んでいるのが、うふふなドライミ

正解を求める意識

ワークショップを企画していて、無意識のうちに「正解」を参加者にお伝えしようとしている自分にハッとした。 知識やノウハウをお伝えする企画であれば、そうあってしかるべきなのだか、今回のWSタイトルは「日本の自然×うふふなマイブレンドティーづくり」。身近な自然に目を向けて、ご自身が求める香りに出会い、ゆったりできる時間を過ごしていただくことがテーマ。 植物それぞれのお茶としての特徴を感じながら「私はこれがいいかな。」「この香り好き!」「この味にこの風味を加えたら・・・」などなど

農家的なお茶の話

今年の新茶は飲みましたか? お茶に含まれる茶カテキンの1種がインフルエンザウイルスの表面にくっつき喉などの細胞にウイルスが付着することを阻害する、またインフルエンザの型は関係なく新型でも旧型でも笑 効果が期待できるという研究結果が注目されています。あくまでラボでの研究段階ですがなんとも心強い情報ですね。 「でも日本のお茶は農薬漬けなんでしょ?」 そう思われた方、農家的なお話、ちょっと聞いてください。 実は新茶の茶葉は基本的に農薬の散布はありません。(静岡県しみず農協ガイ

フレッシュネロリ楽しみ方あれこれ

ジャパニーズネロリ、お陰様でたくさんの方々にお嫁入りすることができました。皆さん温かく迎えて下さりありがたい限りです。フレッシュネロリをお届けしている農家は、令和2年現在で日本中でもうちくらいじゃないかな。それくらい農家自身が氣がついていなかったミカンの花の魅力を皆さんに教えてもらっています。今年もいろいろ実験してみたのでシェアしたいと思います。 ティンクチャーづくりのポイント(フレッシュネロリ)ティンクチャーづくりは意外と簡単。ビンに適量のフレッシュネロリを入れて、お好み

ジャパニーズネロリで極上の癒し時間を

  ミカンの花(↑写真)はジャスミンの香りをよりすっきりとさせた華やかで甘美な香り。(ネットで香りが伝わればいいのに…)5月上旬頃になると町中に花の香りが広がり、由比の町でも例年解禁になる桜エビとともに風物詩となっています。 今、新型コロナウイルス感染防止のために多くの方がストレスを抱えながら限られた空間での生活を余儀なくされています。こんな時にこそ香りのチカラをかりてリラックスタイムを楽しんでいただけるよう、うふふなミカンではミカンの花を「香りの宅配便」としてお届けします

同調圧力

【同調圧力】 うちから徒歩数分の桜の写真。 アップしようと思ったけど どう思われるか怖くなって やめた。 「同調圧力」には屈しない、 なんて思ってたけど 生み出してたのは 自分だった。 どう思われるか怖いってことは 自分も出かける人を 非難の目で見てたんだ。 ウイルスよりも 自分が怖いと思った。 自分以外の方の事情なんて 分かるわけもなく ましてやニュースやネットの情報って 事実かどうか 全容なんて分からない。 立場が変われば 見え方なんて変わるものじゃない

悔し涙からの出発

 うふふなミカンを始めたきっかけはいくつかあるのだけど、このことはほとんど話したことがない。長いからね笑 とある研究者のひとこと それは5年ほど前、当時の仕事の関係で初めて学会と呼ばれる場所に出向いたときのこと。生物関係の学会で私は「農薬と生態系」をテーマにした分科会を聴講した。 すでに販売許可を得て一般的に使われている農薬であっても、生態系に深刻な影響を及ぼすものが存在することを、実験や調査によって因果関係をひとつひとつ立証する、気の遠くなるような研究をされている方々の

心とからだの繋がり

さて、世の中コロナさんに席巻されてしまった感がありますが、一日も早く日常に戻れることを願ってやみません。 思うことは山ほどありますが、こんなとき、心とからだは繋がっていることを忘れたくないなと思います。 不安な氣持ちやストレスは血管を収縮させ、からだを冷やしさまざまな不具合をもたらします。 逆に「はぁ~、幸せだなぁ。」とほっとすること、おいしいものを食べたり、きれいな景色や好きな音楽を楽しんだり。 自分自身を満たしてあげることで「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンが

防腐剤を使わないという選択

想いって見えないけど伝わる。愛を知るというのはこういうことかも知れない。大げさに聞こえてしまうかな。でも本当にありがたくて涙が出ます。(涙腺弱め) 2019年冬。今年は平年より暖かな日が続き、またまたいつもと違うことが起こっています。ミカンの収穫後、フレッシュなゆえの酸度を落ち着かせるために倉庫で寝かせるのだけど気温が高いせいでミカンが傷みやすくなってしまいました。 うふふなミカンは防腐剤は使いません。だからと言って腐ったミカンを送っては絶対にいけないわけで。(ミカンが腐

土地の歴史

屋号(やごう)こんにちは。うふふなミカンの平原由樹です。うちのあたりはいまだに「屋号」が生きています。苗字ではなくて「かごや」「茶碗や」「油や」「米や」「庄屋」など屋号で呼び合うんです。  ちなみにうちは「たんぼのうち」。昔同じ部落(「地区」ってしっくりこなくて。田舎あるあるじゃないかな笑)内で引っ越してきたときに、田んぼの上に家を建てたから「たんぼのうち」。いたってシンプル。  同じ苗字も多いし、みんな下の名前で呼び合うような小さな部落だから私は「たんぼのうちのゆきちゃ

2019年冬今年の会員募集スタート!

こんにちはー。うふふなミカンの平原ゆきです。はじめまして、の方には少し驚かれますが、ミカンの収穫まではまだ時間があります。最初のお届けは12月中旬以降なので^^; 今年は実は会員募集が遅いのです。本来であれば4月ごろ行うはずが色々色々あって笑、今年は今の時期となりました。(心優しい会員の皆さんからは何件もお問合せいただきました。ありがとうございますm(__)m) うふふなミカンは会員制(会費無料)。会員の皆さんといっしょに1年を通じて里山イベント(タケノコイベントとか、ミ