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フレッシュネロリ楽しみ方あれこれ

ジャパニーズネロリ、お陰様でたくさんの方々にお嫁入りすることができました。皆さん温かく迎えて下さりありがたい限りです。フレッシュネロリをお届けしている農家は、令和2年現在で日本中でもうちくらいじゃないかな。それくらい農家自身が氣がついていなかったミカンの花の魅力を皆さんに教えてもらっています。今年もいろいろ実験してみたのでシェアしたいと思います。

ティンクチャーづくりのポイント(フレッシュネロリ)

ティンクチャーづくりは意外と簡単。ビンに適量のフレッシュネロリを入れて、お好みのアルコール(ホワイトリカー、ウォッカなど)を注ぐだけで完成!ですが、いくつかポイントがあります。

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1.花の水滴が乾いてなくなった状態で入れる。(ティンクチャーの保存性が上がります。)

2.フレッシュな香りを楽しみたい場合は1日半程度の抽出、深く甘みのある香りがお好みの場合は2週間程度つける。(お好みの香りを見つけるのも楽しみのひとつ。花びら、花柱(めしべ+ミカンの赤ちゃん部分)、両方、とそれぞれに香りの特徴があります。別々に抽出させる楽しみ方も。)

4.浸す際には花と空気が触れないように、ビンの切り口いっぱいまでアルコールで満たすか、サランラップやアルミホイルを穴のない落し蓋の要領で入れて酸化(=変色・香りの変化)を防ぐ。

ずぼらな私でもできるティンクチャーづくり。身近な自然と仲良くなる知恵ですね。

ティンクチャーにつけた後の花

まだまだ香りが出るのにもったいない・・・。そう思われるのは私だけではないはず。そんなときは入浴剤がお勧めです。(アルコールアレルギーの方は不可)湯船ももちろんよいのですが、片付けなど氣になる方は手湯がトライしやすく意外とリフレッシュできますよ。

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やり方はいたってシンプル。洗面器にお湯を入れて引き上げたフレッシュネロリを投入するだけ。両手首が浸かるようにたっぷりお湯を入れます。ちょっと熱めのお湯がおススメです。
(アルコールに弱い方はお椀などに熱いお湯を入れてアルコール分を揮発させてから、洗面器に入れ、水で温度を調整して使ってください。体調に変化を感じたら使用を中止してください。)

両手首まで入れて10分~15分程度浸してください。途中でぬるくなったらお湯を足しましょう。浸している間、鼻からの腹式呼吸(鼻で吸って鼻で吐く)を静かに繰り返したり、手のつぼを押さえたりするのもリラックス効果を高めてくれますよ。余すところなくネロリの成分を取り入れましょう。

ネロリは冷凍保存がきく

ティンクチャーから引き上げたネロリをすぐに使えない場合は、冷凍保存ができます。使うときは凍ったままお湯へ入れれば、あっという間に香りが立ってきます。

フレッシュネロリも冷凍ができ、水蒸気蒸留なども冷凍したネロリを使うことが可能です。1年を通じてネロリの芳香蒸留水(アロマウォーター)を楽しむことができますね。ルームスプレーや化粧水などに使えます。

ただし冷凍すると一般的に茶色く変色してしまいます。(フレッシュネロリはアイロンで当て布の上からアイロンでプレスすると白いまま冷凍保存ができます。(←上級者編))あの美しい白さはフレッシュだからこその魅力ですね。

フレッシュネロリの魅力はまだまだ奥が深そうです。素敵な利用法がありましたらぜひ教えてください!

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