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【私的8選】 "EMOI"と思った広告

SNSや記事や街中など今日までに発見されているエモい素敵な広告をひっそりとまとめています。


それでは早速…

1. Nintendo (GAME BOY)

引用元

1989年に任天堂が発売した携帯型ゲーム機「GAME BOY」
当時、すでにカラー技術が各家庭に普及していた時代で、社内では「今さらモノクロ機器が売れるのか」とあまり期待しない声が多かったという中、世界累計5,000万台近くを売り上げた伝説のハードウェア。広告のヴィジュアルは傑作青春映画の”スタンドバイミー”を彷彿とさせるトンマナ。

2. 大塚製薬 (オロナミンC)

参考

1965年より大塚製薬にて販売されている炭酸栄養ドリンク「オロナミンC」
1987年に掲載された本広告は漫画家の吉田まゆみさんによるシティポップ全盛のヴィジュアルが印象的。今では多くの企業で展開されているストーリー仕立ての広告。

3. YKK AP

公式HP

住宅建材を中心に建築事業を展開する「YKK AP」
公式HPで公開されている窓をテーマにした雑誌広告。太陽の光、風景、影、動物、灯りをメインとしたヴィジュアルに”感情”に訴えかけるようなモノローグ調のコピーがとても印象的。

4. ロート製薬 (ロートジーシリーズ)

引用記事

1899年創業の一般用医薬品や健康食品を主力製品とする「ロート製薬」
2022年3月、東京メトロ銀座線・丸の内線を中心に展開された目薬「ロートジーシリーズ」のプロモーション。スマホのアラーム画面をモチーフにしたADトレイン。一度乗ったら印象に残りそうですね…

5. 新海誠 (君の名は。)

引用記事

2016年公開の新海誠監督による大ヒット映画「君の名は。」
当時も非常に話題となった朝日新聞東京本社版朝刊に掲載された新聞広告。
紙面を折り畳み、光にかざすと登場人物の三葉と瀧の2人が向き合うように浮かび上がるというファンにはたまらない仕掛け。

6. 株式会社ポケモン (ポケモンダイパリメイク)※制作:株式会社ILCA

引用記事

Nintendo Switchの人気タイトル「ポケットモンスターブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」
2006年に株式会社ポケモンから発売されたポケットモンスターシリーズ4作目「ポケットモンスターダイヤモンド・パール」のリメイク作品。全国6都市で掲載された屋外広告。画像には前作「ポケットモンスターダイヤモンド・パール」の1シーンを掲載。さらに、登場キャラクターがあたかも自分に話かけているようなボディコピーが印象的。

7. ラフォーレ原宿 (LAFORET GRAND BAZAR 2017 SUMMER)

引用記事

2017年、ラフォーレ原宿にて開催された「LAFORET GRAND BAZAR 2017 SUMMER」のプロモーション
あえてタイピングミスだらけのコピーにしてセール期間中の”興奮状態”を表現した広告。トンマナもピンク系を基調としていて、ヴェイパーウェイヴを想起されるようなエモさが特徴。

8.大塚製薬 (ポカリスエット)

日本のスポーツドリンクの先駆け的存在である「ポカリスエット」
2022年、4月に公開された柳沢翔監督手掛けるCM「羽はいらない」篇。前作の2021年公開のCM「でも君が見えた」篇では実際に床のセットを組んで動かすという大胆な演出を行ったが、今回も同様にCGなしの舞台セットを駆け巡る、まるで映画のようなCMとなっている。中でも特に印象的だったのが、【ポカリを企画する上で注意すること】と題した以下いくつかのレギュレーション。

・見たことある感じのものをつくらない。
・ネットでバズっているものを元ネタにしない。
・なつかしい音楽をカバーしない。
・漫画や映画やテレビで既にあるフレームをこすり直さない。
・広告を二次創作の場に貶めない。
・なるべく多くの時間を制作チームに渡す。

宣伝会議デジタルマガジン

公開されているメイキング映像では、企画が始まってから、本番までの約180日間の様子や、CGなしで実際にセットを組んで行われた壮大な撮影風景が記録されている。

番外編 ホログラム (深圳)

1947年に物理学者ガーボル・デーネシュによって発明されて以降、75年もの間、研究されているホログラム技術
80年代を代表するSF映画の金字塔「ブレードランナー」などのサイバーパンク的な世界観の物語で登場することの多かったホログラム広告がついに登場。

中には3Dホログラム機器自体の機能を訴求するホログラム広告も…


まとめ

どの広告もエモーショナルで素敵なものが多く、見てるだけで刺激を与えてくれました。

今回挙げたもの以外にも”EMOI”を感じる広告はまたまだたくさんあったので、また別の機会で共有できればと思います。

SNSや記事を見ていて目に止まったものや気になったものなどは、企業CM系であれば公式チャンネルで公開されていることが多いので、YouTubeで検索してみるのもおすすめです。

おまけに…

前述の「ブレードランナー」と同じく、80年代のSF映画の代表作である「バックトゥザフューチャーシリーズ」。その第2作目「バックトゥザフューチャーPART2」において、主人公マーティがタイムマシン”デロリアン”に乗り2015年の未来へ行った際、出会うホログラム広告。”人が空想できる全ての出来事は、起こりうる現実である”とはまさにこのこと…。
(ちなみにJAWSは2022年現在、シリーズ4作目で止まっているようです…)


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