見出し画像

インドへの直接海外投資とインド経済持続の可能性についての記事と私の解説。

20240718 ブルームベルグ  インド、景気活性化のために年間1100億ドルの直接投資を目標

要約訳;

商務省と民間のビジネス・チェンバーのジョイント・ベンチャーである投資庁発表の数字によれば、2023年3月迄の7年間にインドへの年間平均FDI(外国直接投資)は710億ドルに達した、との事です。

インドは、景気浮揚のため年間1100億ドルの直接投資目標を考慮しており、年間海外直接投資を50%以上増加させることを目標としています。

「インベスト・インディア(Invest India)社マネージング・ディレクターであるニブルティ・ライ(Nivruti Rai)氏(女史)は、木曜日、ブルームバーグTVのポール・アレン(Paul Allen)氏とのインタビューの際、「今後7年間、私たちの目標は年間1100億ドルを引き出すことです。私たちは10%以上の成長率に向けて努力しなければなりません」。

近年、アップル社などの企業がインドに工場を設立し、インドが中国に代わる製造拠点として位置付けられているいるにもかかわらず、政府の公式データによれば、2022年以降、インドへの直接投資は減少しています。

インベスト・インディア社は、エレクトロニクス製造、自動車、インフラ、グリーン・エネルギー、食品加工、繊維、医薬品、外国機関投資という8つの優先投資分野を取り上げています。ライ氏は、これらの分野は、インドが10%以上の経済成長を達成するために貢献すると考えているようです。

https://www.moneycontrol.com/news/business/economy/india-targets-110-billion-fdi-a-year-to-help-boost-economy-12771920.html#goog_rewarded

私のコメント;インドへの産業を大きく発展させられる可能性のある大きな国内外の企業の設備投資は、一巡した、とはまだ言えない、と思います。スタートアップの基盤が段々に成長している、とすれば、国際的な大企業が生み出すイノベーションの実現は、インドにおいても、まだまだ続くと思われます。幅広く、十分な人材が供給されるのが、前提と思われます。ただ単に、高度人材育成だけではなく、産業の末端迄も支える人材とその教育・実践的トレーニングが重要と思われます。従来型のヘッドハンティング的な人材獲得と、企業の成長戦略を考慮に入れた企業内の人材育成が矛盾しない会社の在り方が模索されているのではないでしょうか。目下の所、外国投資家の継続的インド・サポートは、インドの持続的発展のための必要条件ではないでしょうか。
なお、インベスト・インディア社のニブルティ・ライ(Nivruti Rai)氏(女史)は、他のYouTubeで、産業における女性の役割の重要性を述べていました。

https://youtu.be/xJyuYGIVZwM

https://www.moneycontrol.com/news/business/economy/india-targets-110-billion-fdi-a-year-to-help-boost-economy-12771920.html#goog_rewarded


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?