【エッセイ】雪の日の歩き方❄️

先日、2年半ぶりに東京で雪が積もった。

新年早々サボるのもやだな〜と思い、その日も日課にしているウォーキングに出かけた。考えてみると1日１万歩2時間程度のウォーキングを始めて2年ちょいだから、雪の上を本格的に歩くのは超久しぶりかもしれない。

ウォーキングをはじめると、歩き方を意識するようになる。
歩き方の本とかも読んでみたり（笑）

正しい姿勢で、しっかりとかかとから地面におとす
腕はそこまで大げさに振らなくていい
歩く時は靴を選ぶことも超重要

あとは忘れちゃったけれど、いろいろ歩き方にコツがあるみたいだ。

そんなことを考えながら、雪の日のウォーキング開始。
しっかり積もった雪の上は、ギュッギュと踏み込んで歩く
ところどころ雪が踏まれて、凍っているところは気をつけてゆっくりと足を運ぶ・・

つるっ！　お〜〜あぶね〜〜

そんな感じで、外濠にかかる橋のところに来た。
車の免許の試験でも習ったけれど、橋の上は凍りやすくて道路も滑りやすい

そぉーーっと忍者のように歩く人
スケートをしているように足をスイスイと滑らせて歩く人
前屈みになって震えながら歩く人

いよいよ橋の上の道に差し掛かり
自分もどうやって歩いていいかよくわかんなくなって
なんとなく、慎重にそわそわと歩き出した。

そうだ、正しい歩き方をしてみよう
かかとから地面に足をおとして・・

ツルッと思った瞬間、尻もちをついて、スッテンコロリン！

自分でも見事な転びっぷりにびっくりして
おおーーーと大きな声をだしてしまった。

本当に頭をうって逝かなくてよかったと思った（笑）

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その翌日、いい天気になって、近くの美容室にいった。
担当の美容師さんに、スッテンコロリンと橋で転んでしまった話をした。

自虐ネタを笑われながら、そっこーでツッコミが入る。
そういえば、出身は北海道の方。

「歩くときって、地面にかかとから足を落とすじゃないですか〜。だからツルッと滑っちゃうんですよね。」

「雪が積もっている時は、地面に水平に足をしっかりドンって落とさないとダメなんですよ〜笑」

なるほど・・・

思わず苦笑いしつつ、自分が全く逆の歩き方をしていたことを痛感。
雪の日の歩き方ってのは、通常の正しい歩き方は通用しないんだな〜
と、当たり前かもしれないけれど妙に納得させられた。

思ったことは、北海道や雪が当たり前に積もる地域の人たちは
”歩き方”について、結構研究されていて詳しいのかもしれないということ。

自分はウォーキングを続ける中で、はじめて”歩き方”を意識するようになったけど、北国のひとは小さい頃から当たり前のように意識してるんだろうな

歩き方・靴・地面がセットになって、いろいろバリエーションがあるのかもしれない・・と改めて考えてみたり。

「北海道からすると、昨日の雪でこけるなんて考えられない〜。
あ・・向こうでは雪の下に凍りがあるんですよね・・それが難易度高い・・」

美容師のお姉さんがそう呟いた時
その眼は、雪上歩行のプロとして鋭く輝いていた。

これからも悪天候に負けずにウォーキングのプロを目指したいな😊

©️Mahalopine