いつから変わってた?Officeのデフォルト・フォントが「游ゴシック」になっていること💻

連休明けで、溜まっているメールをチェック。
「テレワーク時代になって、メルマガがまた増えた気がするなぁ・・・」とタイトルだけチェックしていると、以下のタイトルで目が止まりました。


「Excelシートをコピーすると勝手にフォントが変わる?」


思わずクリックして読んでみると・・
Excelの標準フォントがバージョンによって異なるため、シートをコピーすることによって新しい方に変換されてしまうというもの。

Excel2013まで :フォント「MS Pゴシック」、行の高さ「13.5」Excel2016以降 :フォント「游ゴシック」、行の高さは「18.75」

これは知りませんでした。

パワーポイントとかだと、テンプレートのフォント埋め込みで保存とかなってると気になりませんでしたが、Excelシートでシンプルに標準フォントで作成したファイルなどは、いろいろ見た目が崩れ、いらっとしてしまいそうです。


という話もあるのですが、ここにきて「游ゴシック」という標準フォントだということが、めっちゃ気になり出しました。
MSPゴシックからいつ変わったの???

自然につかってましたが、その正体はなんなのでしょう。
「游」って遊ぶみたいな感じですが、見慣れない漢字ですし・・。
間違いなく手書きしたことはありません笑


そもそも「游ゴシック」ってナンなんだ?!読み方も含め・・・汗

なんとなく雰囲気で”ゆう”ゴシックと読むのかな?と思っていましたが、調べてみると、その通りでした(あーよかった)

そういえば、ここ数年、オフィスファイルでよく見かけるフォント、「游ゴシック」などのルーツはどうなのでしょう。

まずは「游書体」で検索。

●游書体(ゆうしょたい)
字游工房が販売しているプロフェッショナル向け書体シリーズの総称

●游明朝体は、2002年に発売された字游工房初の独自書体
「時代小説が組めるような明朝体」をテーマ
※Windows 8.1 以降の Windows および OS X Mavericks 以降の macOS に標準搭載

●游ゴシック体は、2008年に発売された。游明朝体と一緒に使うことを想定してデザインされており、鳥海修をはじめとする字游工房の社員によってデザインされた。
※ミディアムは Windows 10 以降および、Microsoft の公式サイトよりダウンロードできるフォントパックに収録

いろいろマニアックなフォントの世界っぽいですが、書体自体は「字游工房」という会社で作られているということ。
游明朝体の方が発売が早く2002年〜。游ゴシック2008年に游明朝体と一緒に使うことを想定してデザインされたというルーツのようです。

それぞれ、Windowsに標準搭載されてきているのがすごいですね。
「游ゴシック」は、Windows10以降に搭載され、それに合わせてOffice2016以降で標準フォントとして、圧倒的な地位を高めてきたんだな〜と感心してしまいました。

字游工房という会社も創業30年以上の硬派な会社なようです。
Wikipediaにも出てくる、鈴木勉さん、鳥海修さんは創業メンバーなのですね・・・恐るべし!日本語フォント職人。

有限会社 字游工房(じゆうこうぼう)
設立年月日 1989年9月1日
資本金 6,000,000 円
業務内容 タイプフェイスデザインの企画・制作全般
(アナログ・デジタル両フォントの制作、販売、およびタイプフェイスに関わるコンサルティング)


それにしても・・・20年近くWindowsで仕事しておりますが、標準は「MSPゴシック」一筋なのかと思っていたので、今回はイマサラな発見でございました。

明日から、游書体を使い倒してみるかなぁと思ってみたりw


同じこと考えていた方もいたんだなぁ

検索しているとnote記事で、AMIさんも私と全く同じ疑問をまとめられておりました。
やっぱり、「游」って漢字はなに〜?って思いますよね(笑)


フォントは奥が深いなぁ。noteの記事も明朝体に変えてから日本語を書いている感が増した気がします。

また、フォントの世界を調べて記事書いてみたいです。
ではでは。


©️Mahalopine


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