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8月31日の夜に 〜「時間」の大切さを学ぶ

10代のみなさんへのメッセージ

#8月31日の夜に

10代の方向けの特集ということなので、メッセージになるような記事を少し書いてみたいと思いました。40代後半、お父さん世代ですが、ちょこっと振り返ってみたいと思います。


小学生の頃

夏休みが始まると遊びたい一心で、宿題を片付ける。
1年生から6年生まで6回ある夏休み
高学年になるにつれて宿題を片付けることも慣れてきて
どれだけ遊べるかを考えていた。

8月31日の夜には、
明日から始まる学校で
仲良い友達に夏休みで楽しかった話を自慢したくて
何を話そうかと考えてたことを思い出す。

夏休みの宿題の中でも「自由研究」は少し特殊な気がする。
興味に関係したりして、楽しみ没頭した「自由研究」をできた年は
遊んだ思い出よりも、その話をクラスのみんなに自慢したくなった。
宿題をイヤイヤ片付けたくて適当にやった自由研究は
何かちょっと後ろめたい気持ちでいっぱいになって
発表したり聞かれたりするのも嫌だった。

長い休みで先生やクラスのみんなと会う機会も少ないから
不安な気持ちになったり緊張したりする。
みんなに話したいことがあると
そっちが優先されて、早く学校に行きたくなるものだ。

宿題も遊びも
自分がどれだけ満足している時間を過ごせたか、によって気持ちは変わる。

宿題も遊びも、イヤイヤするくらいなら
思い切ってやらないほうがいいんだろう
今になって思うと、怒られても大したことはないし(笑)

夏休みを振り返って、自分が思いっきり満足してやっていたか?がすごく大切なんだろうな。


中学生や高校生の頃

中学・高校になると受験という目標ができる。
だから、宿題や勉強もやる人とやらない人がはっきりしてくる。
私の夏休みは体育会系の部活動(バスケ部)があったので
毎日の練習や夏合宿がハードで行くのが嫌だった。

終わった後は疲れきって
そのまま帰って友達と家でダラダラ
ジュース飲んで、お菓子食べて、ゲームして、漫画読んで、音楽聴いて、ギター弾いて・・皆んな疲れているから個々で好きなことをする。

この頃からは、何となく「遊ぶ」という言葉も使わなくなって
趣味の時間や恋人との恋愛など
「楽しいイベント」に変わってくる。
勉強、部活動、趣味・恋愛、とにかく時間がないしお金もないのが中高生。
花火大会や夏祭り、デートや旅行。いかにして「楽しいイベント」を計画して実行するかを考えていた。

8月31日の夜は、
「あっという間の夏休みだったな〜」
と毎年グデーっとしてしまっていたことが多い。完全な詰め込みすぎ。

この頃に戻ったなら、勉強は受験のためにするにして
もうひとつだけ、趣味でも恋愛でも
ゆっくり時間をとってやるんだろうな、と思う。

自由な時間をつくり、目標や計画を立てる。
その準備する時間の方が実は楽しかったりする。
この頃はわからなかったけど(笑)

大人になっての夏休み

人生の夏休みは何回あるんだろう。

小中高時代の夏休みは12回。
大学は年中夏休みみたいなものなので除外(笑)
社会人の夏休みは定年までを考えると、30回くらいかな。

社会人になり、20回以上の夏を過ごしてきたけれど
いままで感覚の夏休みはなくなって
会社が指定した5連休に成り下がっている。
有給をつかって10連休やもっと休みをとってもいいけれど
日本の商慣習では、まだまだ、そんな雰囲気でない会社が多いだろう。

それでも、8月31日の夜は不思議な気持ちになる。

学生時代に味わった
ちょっと不安で切なくて緊張した気持ちが蘇ってくる。

小中高時代の12回の夏休みは
人生で忘れられない貴重な想い出になる。

大人になって振り返って、初めてわかることだけど
8月31日の夜の気持ちは
人生の「時間」の大切さを学ぶ
貴重な気持ちなんだろう。


大人の夏休み(5連休)の3日目に記載


©️Mahalopine


記事執筆のための、いろいろな本の購入費用として活用させていただきます!