【エッセイ】緑道沿いのボート乗り場
いつもの緑道沿いのボート乗り場が営業を再開していた。
カップルが1組2組、手漕ぎボートで波のないお濠をゆっくりと動いている。
雲ひとつない空の下、暑いくらいの陽気。
オールを漕ぐのは少し大変そうだけれど、穏やかな春の空気の中で会話もはずんでいるんだろうなぁ、とか想像してみたり・・
ボート乗り場をみかけると、ちょっと懐かしい気持ちになる。
学生時代、まだろくにデートとかしたことがなかった頃・・
なんとなくデートの王道は、公園にいってボートに乗るというイメージがあったりした。でも、そんなありきたりでベタなことをするのが恥ずかしかったりして、のったことがなかった気がする。
結局、はじめてボートにのったのは結婚してからだったような・・笑
東京に出てきて最初に住んでいた家の近くに、上野公園の不忍池のボート乗り場があった。そこも18年で2〜3回しか乗らなかった気がする。
去年、こっちに引っ越してきて、緑道沿いのボート乗り場をみつけて、一度だけボートにのったことを思い出した。
その時は、少し値段が高い白鳥タイプにしたので、足でキコキコと漕ぐのがめっちゃ大変で、しかも白鳥の首で前の視界も悪かったり(笑)
でも、妙にテンションがあがって楽しかったな〜
もうすぐ春が来ると、この緑道はいっせいに桜並木に早変わりする。
オールを漕ぐのは少し大変そうだけれど(笑)穏やかな春の空気の中、桜を眺めながらゆったりと会話するのも悪くないなぁと思った。
今度は白鳥タイプじゃなくて、手漕ぎボートがいいかな〜😊
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