【エッセイ】春の日和
3月がはじまった。
一週間くらい前から、花粉症のスイッチが入って、からだの体質センサーが切り替わる。
ビタミンDサプリで免疫をあげているが、完全にアレルギーがなくなるわけではないから、このモードに順応するようにしている。
だいぶ慣れてきたかなぁ。
先日、TOKYOエシカルアクションプロジェクトでトークショーに出演させてもらった。
今年になって、このようなイベントもだんだんと増えてきて、人前でプレゼンすることが大好きな私にとっては嬉しいこと。
営業をしていた時と違って、なにかの商品を売らないといけないというプレッシャーから解放され、聴いていただいている人たちのインサイトに伝わるメッセージを届けられるように、言葉を大切にして話す。
本音で話さないと、伝わらないことばかりだな、と最近つくづく思う。
エシカルの意味。自分にとっては、きれいごとではなくて、ひとりの人間として、自分にやさしくなって、ひとにもやさしくなれる事のように感じている。
トークショーが終わってから、ひとりの女性の方から声がけいただいた。
大手企業で、同じような環境系のビジネスモデルを検討されている方だった。
ゴールの見えない仕事──────。
個人の思いを企業活動のちからに乗せて、社会全体のちからに転換していかないと、環境問題は解決出来ない。
そのゴールへの階段は、西洋医学のような対症療法的なアプローチよりも、本質的な人間の考え方を変えてゆく、東洋医学的なアプローチじゃないと、階段を登っていけない気がしている。
そんなことを考えながら、日々のタスク消化する。やるべき事はなにか、チームで働くこと、色んなパートナーさんと協働すること。
自分が出来ること、役に立てること。
──春の日和で感じる「ピリオド」
身体のスイッチ、思考のスイッチを切り替えて、新しい季節を迎えたいな、と。
春はそんな空気を連れてきてくれるように感じた。
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