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小説 ムメイの花

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連載小説。 主人公は、感情を忘れたムメイ人 アルファ。 彼は「1本の花」を片手に 「自分の答え」を追い求めていく。 人それぞれ違う、生きる意味。
もし、あなたが聞かれたら何と…
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#私の作品

小説「ムメイの花」 #1ムメイの花(目次有り)

空を見上げるとひときわ輝く星がある。 あなたが今、空を見上げて目に留まった明るい星だ。 …

小説「ムメイの花」 #24合言葉の花

バニラは「あの言葉」を知らなければ、 僕のことを一生、花1本の”零点”ジェントルマン とま…

小説「ムメイの花」 #25自由の花

朝の日課。 家の前に立つ。 右手には1本の花。 今朝から始まる、ぱんぱんありがとう活動。 相…

小説「ムメイの花」 #26時間の花

朝の日課。 家の前に立つ。 右手には1本の花。 今日は、ぱんぱんありがとう活動が 始まる前に…

小説「ムメイの花」 #27適当の花

朝の日課。 家の前に立つ。 右手には1本の花。 毎朝起きてすぐに部屋の窓を開け 家の屋根に向…

小説「ムメイの花」 #28手放しの花

僕の名前はブラボー。 今は朝の6時。 僕の家は店を営んでいる。 代々続く本屋だ。 いつも開…

小説「ムメイの花」 #29肯定の花

朝の日課。 家の前に立つ。 右手には1本の花。 ぱんぱんありがとう活動を始めてから 僕の毎日は新しくなった。 一方で花の生命力は弱くなり続ける。 今朝、チャーリーが持つ花も そのことをよく物語っていた。 当初は3本持っていたのに、 最近は2本に減っていた花。 加えて下を向いた弱い花だ。 今朝はいよいよ1本になってしまった。 「おはよう、チャーリー。今朝は1本なの?」 「おはようっ!  別にアルファのマネをしてるわけじゃないからね!」 「それよりも花の成長が止ま

小説「ムメイの花」 #30理論の花

朝の日課。 家の前に立つ。 右手には1本の花。 7時まであと5分というところ。 ムメイの花は…

小説「ムメイの花」 #31価値の花

朝の日課。 家の前に立つ。 右手には…… ついにこの日を迎えた。 ひしひしと迫っていた危機…

小説「ムメイの花」 #32本音の花

朝の日課。 家の前に立つ。 右手に花はない。 人通りが少ないムメイの朝。 地球に向かうロケ…

小説「ムメイの花」 #33運命の花

僕たちフェアリーズは 花を探しにミツメ山へ。 『ハイルナ モドレ』の看板を目の前に立ち止…

小説「ムメイの花」 #34後悔の花

朝の日課。 家の前に立つ。 右手に花はない。 ミツメ山から帰ってきてから数日の間、 デルタ…

小説「ムメイの花」 #35有り難みの花

朝の日課。 家の前には…… これまでの僕とは違う。 家の前には立たない。 右手に花もない。…

小説「ムメイの花」 #36夢中の花

朝の日課。 家の前に立つ。 右手に花はない。 僕は今朝、久しぶりに家の前に立っていた。 ただ空を見上げる。 本来ならロケットが飛んでいくはずの空。 どこまでも遠く、広い。 せっかく何もない空を見ていたのに 鳥が飛ぶ姿が視界に入ってくる。 しかもまた何か咥えているじゃないか。 鳥のヤツ…… あいつのせいでブラボーとの会話中にパンを盗まれた。 あいつに花を咥えていると惑わされたせいで 花を追ったデルタも僕の前から姿を消すことになった。 「いい加減にしてくれ」 ため息