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ながのぐらし。地方に移住するそのまえに、自然との距離感を知る

秋田生まれ秋田育ち。2023年に東京都から長野県茅野市に移住したわたしがこころの赴くままに茅野市でのくらしをお届け。


地方に移住する、そのまえに

移住という言葉には、目に見えない夢が詰まっている(と思う)。
なんとなく、今の暮らしのいやなところがすっきりなくなる(気がする)。
地方出身者だから大体のことは想像つく(気がする)。

地方に移住してよかったと思えるかどうかは、地域を正しく知り、(カッコ内)を無くすことが大切です。

じゃあ、なにから知ろう。

”ちょうどよい”自然との距離感

都心から地方への移住を検討しているひとの中には、「自然」を理由に挙げるひともいるんじゃないでしょうか。

目を閉じて東京を思い出してみよう。

見上げればビル群があって、いつでも明るいから星も見えない。けど、横を見たら歩道には植林があり、ひらけた公園にいけばまーるい空がある。あれ?東京って本当にコンクリートジャングルなんだっけ?
  

改めて農林水産省の調査結果を見てみると、東京都の森林率・人工林率は第13位。そして、ここ長野県は第20位と東京よりも緑が少ないという結果なんです。北海道・東北のあとに続くのは関東地方の面々ということもちょっと驚きです。

【出典】農林水産省Webサイト_平成29年3月31日(https://www.rinya.maff.go.jp/j/keikaku/genkyou/h29/1.html)

つぎに森林と人口林の内訳を見ていきましょう。

森林だけ比較すると北海道・岩手に次いで長野県は第3位と自然の緑が多く、東京や神奈川は人工の緑が多いという結果がでています。

たしかに都会で見る緑は、人工的に整備されているので整然としたきれいさがありますよね。

逆に長野県茅野市の緑は自然のままのびのびと生きている緑なので、整然としたきれいさがあるとは言えません。さんぽした景色で見えるのは、巨大な山と田んぼ、道にちらほらある野草です。

さて、移住した先でどんな自然を想像していますか?

そのまえに、自然との距離感を知る

自然がほしいと一口に言っても基準となる街が異なると、理想とする自然も異なります。

きれいに整備された緑がいいのか、自然に育った緑がいいのか。
とおくでも山が見えればいいのか、山そのものと近いほうがいいのか。
海のそばに住みたいのか、海がある場所に住みたいのか。

これは一緒に移住するパートナーがいる場合は、出身地によって同じ自然でも違う「自然」を想像している可能性が高いのでイメージをしっかりすり合わせることをおすすめします。

地方に移住する、そのまえに自然との距離感を知る。

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