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なぜ電線にヴァイオリンがくっついているのか

引っ越してきてからずーっと気になっていたことが今日やっと解決しました。

なぜ電線にヴァイオリンがくっついているのか。

うん?と思われた方のほうが多いことでしょう。

では実際の画像をご覧ください。

…見ました?

確かにくっついてたでしょ?


これは近所の電線を撮影したものです。

最初見た時から「なんで電線にヴァイオリンがくっついてるんだろう」と、ずーっと疑問でした。


香川の人はこんな素敵な遊び心を持っているのかしら…なんて思ったこともありました。

(決してディスりではありませんよ!)


「電線 ヴァイオリン」で検索してみたこともあるのですが、結果は芳しくありませんでした。

まあ、ちょっとこれは探し方が悪かったことも大きいでしょう。


それで今日、あまり体調が思わしくなく、もうなんでもいいやという気持ちになって、毎日ダイエットしたいなと思っているにも関わらず抹茶アイスを食べていた時のこと、何を思ったか「電線 部品」というキーワードで検索してみたところ、検索結果で出てきた情報を総合して、わかりました。

このヴァイオリンみたいなもの、どうやら「鳥よけ」のようです。

電線にとまった鳥にフンをされると、人や道、車等に害があるため、あらかじめ鳥よけを設置して鳥がとまらないようにしようという代物のようです。


構造としては、電線の上にこの部品を使ってもう一本細い線を張り、鳥がとまれないようにしているようです。


しかもこちらは電力会社にお願いして設置してもらうものとのことなので、わたしが見かけた電線も、誰かが依頼してつけてもらったのでしょう。


検索していると、近所にあるのと同じヴァイオリン型の鳥よけの画像も見つかりました。

こちらは関西電力管内とのことなので、西日本に多い部品だったりするのでしょうか…?


なおこれは推測ですが、部品がヴァイオリンのような形をしているのは、ヴァイオリンの下部分を大きく重くすることで、重力によって引っ張られる作用を利用して部品が電線の上で回転したり斜めになったりするのを防いでいるためではないでしょうか。


ちなみに、鳥よけの部品には「腕時計」のような形のものや「チョロギ」みたいな形のものもあるようです。

そういえばチョロギ一回も食べたことないや…取り寄せようかな


疑問はあっさりと解決してしまった訳ですが、ここでもう一つ課題が。

よく見ると、ヴァイオリンにしては棹が短いですね?

では、同じ弦楽器のチェロはどうでしょう?

うーん、もう少し下膨れ感がほしい…

コントラバスなら?

割と下膨れ感が出ました!が!

ここでもう少し欲張ってみたくなり、撥弦楽器(はつげんがっき、弓で弾くのではなく手などで弾く楽器)のギターやウクレレとも比べてみました。

ギター
ウクレレ


おや、ギターもウクレレも意外と棹が長いのですね…


みなさんの中で、もしこの鳥よけと瓜二つの楽器をご存じの方がいたら教えてくださいね。
え?バラライカが似てる?

……。

……。

最後に、調査のなかで衝撃だったブログ記事をご紹介して終わりたいと思います。

「とまれない筈の電線に、ムクドリがとまった写真」が掲載されています。


…とまれるんかい!!!


🍩食べたい‼️