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【午前10時の映画祭11】全27作品、制覇の道≪前半戦≫


多くの映画館に足を運ばない理由に、「何時から上映しているのか分からないし、調べ方も分からない」や「値段が高い」というのが挙げられている。そんな声に応えるため、始まったのが『午前10時の映画祭』だ。一昨年、惜しまれながらもファイナルを迎えた。コロナで映画館に来れなかった昨年を乗り越えて、今年復活した。

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そんな映画祭で上映される作品は27本。1本1000円という破格で鑑賞できるので(前までは1本500円だったらしいが…)、全作制覇しようと奮闘している。大好きだけど劇場では観たことないものや、知っているけど観たことないもの、聞いたこともないものなど様々。中でも良かったものは別で感想を投稿しているが、今回は各作品の感想をサクッと紹介していく。ちなみに、『アンタッチャブル』と『ザ・ロック』『ターミネーター1』『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』『スタンド・バイ・ミー』以外は初見。劇場で観るのは全作品初めて。

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■各作品の感想

▷1本目

ショーン・コネリー再始動!
『アンタッチャブル』

【★★★★☆ 4.5】

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ショーン・コネリーの熱演、ブライアン・デ・パルマ監督の演出、エンニオ・モリコーネの音楽を劇場で体験できる幸せ。

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▷2本目

コネリー=ボンド、3度目の復帰?!
『ザ・ロック』

【★★★★★ 5.0】

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洋画アクションではダントツで好き。これがきっかけでショーン・コネリーが好きになった。これを劇場で観れるとは…。後半(「Welcome to the rock!」以降)はずっと泣きながら観てた。

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▷3本目

オードリー・ヘップバーンの美貌を拝む
『ティファニーで朝食を』

【★★★★☆ 4.0】

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初の劇場ヘップバーン。ストーリーは『ローマの休日』の方が好きだけれども、ヘップバーンは今作の方が好み!

▷4本目

ありえないからの胸キュン!憧れる素敵な恋
『ノッティングヒルの恋人』

【★★★★★ 4.9】

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「恋っていいなあ」と思う2時間。

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▷5本目

不倫も素敵な恋のひとつ?
『マディソン郡の橋』

【★★☆☆☆ 2.8】

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ロマンティックなんだろうけども、していることは「不倫」。だから胸キュンとかそういうのではなかった。生涯に一度の確かな愛って言ってるけど、それを聞いた子供はどう思う? 親の不倫を聞いた子供たちの複雑な気持ち、なんかわかる。割と年齢を重ねた2人の許されざる恋という感じだったので、そこまではハマらず。結婚して子供を持った頃に観たら、また違った考えになるのかも。

▷6本目

切ない恋愛映画の代名詞のリブート
『ロミオ+ジュリエット』

【★★★☆☆ 2.5】

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ディカプリオとクレア・デインズの美しさを愛でる目の保養映画。朝日を背中に受け、ビーチで煙草を吸うレオ様カッコ良すぎた。「違った名前をバラにつけても香りは一緒。あなたが名前を捨ても素敵なままなはず」2つの家の争いを「現代」を舞台で描いているので、いろいろと違和感が…。序盤の銃撃戦も今は恥ずかしがって誰もやらないような臭い演出が懐かしかった。特に序盤は若い世代の争いはコミカル描写もあり、両家対立にシリアスさに欠ける。レオ様にジュリエットの死の真相を伝える方法が手紙?電話は無いの?伝わってないことがわかった神父が「もう一度手紙を書こう」って郵便局いたけど、ジュリエットが眠っている教会で隠れて待ってて、レオ様が来た時に教えれば悲劇は起きなかったはず。ポエムのような独り言が多くて気になった。映画というよりは舞台向けな気がした。

▷7本目

アメリカン・ニューシネマの代名詞
『イージー☆ライダー』

【★★★☆ 2.5】

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音楽と映像は圧巻!それが体験できただけで劇場で観れて良かった。でもアメリカン・ニューシネマは個人的にはハマらず…。あの時代に流行った映画だなぁ…という感じ。


▷8本目

キューブリックが誘う、2時間半の宇宙旅行
『2001年宇宙の旅』

【★★★★☆ 4.0】

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映像と演出にただひたすら圧倒された2時間半。人類が月にも行っていなかった時代に、こんな映画があったなんて。ハルの暴走のシーンが印象的。序盤の原始人のシーンを考慮すると、ラストシーンは人間から何かに進化したということ?映像が凄すぎて、ストーリーが汲み取りきれなかったので、また観たい!

▷9本目

ニコルンの演技が光る!
『シャイニング』

【★★★★☆ 3.9】

『レディ・プレーヤー1』などでかなりオマージュされているので、知っているシーンもしばしば。ジャック・ニコルソンの狂気じみた演技はやっぱりスクリーン映えする。夢に出て来そうなくらいの衝撃。

▷10本目

コマ撮りの襲撃シーンはしっかり怖い
『ターミネーター』

【★★★★☆ 4.4】

オープニングでメインテーマかかるところからテンションMAX!今見るとチープなところもあるけど、それが逆に味になってる。最後のターミネーターが追いかけてくるところも、コマ撮りじゃなかったらあんな怖くないよ。サラ・コナーのベッドシーン、ジョンの伏線なんだろうけど無駄にエ○過ぎてびっくり。

▷11本目

結末知ってても号泣…
『ターミネーター2/The Judgement Day

【★★★★★ 4.8】

ラストシーンは有名すぎて知ってたけど、それでも涙が止まらなかった。ちゃんと見たのは劇場が初めてなのが幸せ。シュワちゃんが全裸でタイムスリップ後、革ジャンなど服一式、サングラス、ハーレイ、ショットガンを調達。元の持ち主よりも似合っている。 T-1000からハーレイに乗ってジョンと逃げるシーンが1番好きかもしれない。鎖が巻かれ鍵をかけられたフェンスを突っ切る前に、ライフルで鍵を壊したり、ライフルで装填するときに、ライフルを一回転させたり…。

▷12本目

【★★★★☆ 3.8】

語り継がれる盲目の剣士
『座頭市物語』

盲目だからと馬鹿にされることが許せず、蝋燭を斬り黙られせる。ヤクザなんだけど、しっかり正義があり、カッコ良すぎて痺れたよ…。敵の用心棒の病を言い当てる。病で倒れたのを見計らって攻め入る作戦が気に食わない。「死ぬならお主に斬られたかった…」と市さんの胸の中で用心棒は命を落とすのが感慨深い。

▷13本目

【★★★★☆ 3.9】

モノクロでも映える美貌を持つ女性
『真昼の決闘』

グレース・ケリーが美しすぎる!モノクロでも映える美貌を劇場で観れただけでOK!ストーリーもしっかり面白かった。結婚後も、逮捕したミラーが釈放されると知ったら街に残る決意をする。でも奥様には分かってもらえない。自分の正義を優先し、街を守ろうとする姿が素敵。 


《ランキング》

■残念ながら、Not For Me…

▷13th:『ロミオ+ジュリエット』
(ダントツでワースト…)

▷12th:『イージー・ライダー』
(作風が合わなかった…)

▷11th:『マディソン郡の橋』
(大学生には汲み取りきれなかった…)

■好き!

▷10th:『座頭市物語』
▷9th:  『真昼の決闘』
▷8th:  『シャイニング』
▷7th:  『ターミネーター』
▷6th:  『2001年宇宙の旅』

■オールタイムベスト級

▷5th:  『ノッティングヒルの恋人』
▷4th:  『ターミネーター2』
▷3rd:  『アンタッチャブル』
▷2nd: 『ティファニーで朝食を』

▷1st:  『ザ・ロック』
(ダントツでベスト)

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早くも折り返し地点を迎えた『午前10時の映画祭11』。後半も豪華なラインナップになっているので楽しみ。12月に『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』があるのがありがたい。素敵な映画体験が出来るのを楽しみにしている。

■後半のラインナップ

▷『隠し砦の三悪人』
▷『赤ひげ』
▷『ユージュアル・サスペクツ』
▷『未来世紀ブラジル』
▷『ファイト・クラブ』
▷『グッド・フェローズ』
▷『モスラ』
▷『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』
▷『天使にラブソングを…』
▷『シカゴ』
▷『スタンド・バイ・ミー』
▷『ファーゴ』
▷『イングリッシュ・ペイシェント』
▷『グラディエーター』

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