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K's First Case / Kの最初の事件

Pearson English Readers の K's First Case。

イングランド郊外の大邸宅の書斎で資産家が殺害された密室殺人事件。
当時、その家にいた彼の妻と友人と義弟と秘書と家政婦の5人が容疑者です。
読み始めはありがちな設定の話だなと思いましたが、捜査官とともに事件を解決していくような気持ちになることができるように工夫された構成となっていました。時には漫画を読んでいるようなイラスト効果もあり、想像以上に楽しむことができました。

捜査官 K の考察では要点が簡潔にまとめられていてとても理解しやすく感じました。容疑者ひとりひとりが順に事情聴取されていく中で、それぞれの立場や視点から被害者や他の容疑者との関係や背景が少しずつ明らかになっていきます。
新たに判明した事実を少しずつ反映させながら、事件当時に起こったことが時系列にてたびたび記されることで、より明確に理解し、推理することを楽しめました。5人それぞれ皆に何らかの動機があり、皆が怪しく感じられ、最後まで犯人が誰か分かりませんでした。

レベル3の本はOxfordとともにまだ少ししか読んでいませんが、この本はレベル3の割にはとてもやさしく感じられました。知らない単語はほとんど登場しなかったので、すらすらと読み進めることができ、英語の本を読んでいることを忘れてしまうほどでした。


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