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凍るえのきだけの謎 その2

小さいころから足指がひょろんひょろんのえのきだけみたいで、凍るように冷えていました。
そして、いつも痛い。
物心ついたときには『足先はみんな痛くて冷たいのだ』と信じていました。
というお話の続きです。


その1はこちらからどうぞ。


トレーニングでお世話になっている川村智子さんのご主人・川村拓哉さんに一昨年の夏にインソールをつくっていただき、トレーニングに行くときはインソールが入ったスタンスミスをはくようになりました。


足の情報はご主人から智子さんへ。
智子さんはその情報をわたしのトレーニングに活かしてくれました。



「あれ?」
「むむ?」

インソールが入ってない靴をはくと、今ひとつ足の調子がよくない。→当たり前だろ、それ。
気がつくと、インソールが入ってるスニーカーばかりはいていました。


着るものや靴がからだに与える影響って意外と大きい。靴が快適になって以前よりも出かけることが楽しくなったし『歩くことが心地よい』がなによりうれしかった。

本当にいつもいつも足先が痛かった。
遠足のときも、健脚大会のときも。
足は痛いものだとずっと思っていた。
というか、そう思わないと泣き出したくなるくらい痛かった。
遠足でつらかったころのゆきえちゃんに戻れるなら、インソール作ってあげたい。そのぐらい、わたしの足の人生(おい、長えな)は一転した。


そして一年経った去年の夏。
智子さんのご主人にインソールの調整しに、足立区西新井にある智子さんのピラティススタジオ『Movement base Sole』へ。
とてもかわいくて居心地のいいスペースでインソールの調整をしていただきました。


新しいスタンスミスを購入し、調整したインソールを入れて履く。そして外に出て歩いた瞬間の感覚は今もからだのなかに残っています。

ももの裏からお尻にかけてのトーンが適度にあり、足全体がからだをグンと押し上げてる感覚。上半身も上にのびやすい。
なによりも足の指に少し体重がかかる感じ。

「え、えのきちゃん!あんたたち、もしかしたらしめじぐらいには生まれ変わるかもしれない」←よくわかんない例え。


そのぐらい、足裏を感じました。


「そうか、足先と足指をもう少しつかうんだ」


そんなことわかってた。
いや、わかってるつもりでした。
でも「これぐらい、こんな感じで使うんだよー。がんばれー」ってくつの中から言ってもらってるのを足指が、からだが「はいっ!」「ほほいっ」と返事している感じ。やだ、面白い。

だってわたしのからだなのに、他の人の言うことを聞いて賢くなってる。そんな感じだったから。
『はじめてのおつかい』をした子どもみたい。
いつの間にかなんだかたくましくなったねえ。
そんな気持ちでした。

続く←なげえな、おい。



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