きっとすべてのことには意味がある
新緑の時期になると、森や林など葉が青々としているところはビミョーににおう。
小さいころ、新緑が茂るようになるとアメリカシロヒトリという毛虫がいっぱいあらわれて、とても恐ろしく感じていた。
アメリカシロヒトリに世界征服されるのでは?と幼少のみぎりは思っていたぐらい怖かった。
なので、その恐ろしさとビミョーな香りは同じ『悪いもの』だと信じ込み、つい最近まで新緑の香りを『アメリカシロヒトリのにおい』と思っていた。
「ゆきえさんからあのにおいは“アメリカシロヒトリのにおい”と教えられてきたけど、違います。新緑です」
うちのたなかから言われて初めて知った。
虫に食べられないように、新緑たちはにおいを出して虫を寄せつけないらしい。
そうだったのか。
55歳にして、初めて知りました。
恥ずかしい。
でも、知ることができてよかった。
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『こんな夜更けにバナナかよ』という映画を観た。大泉洋さん、三浦春馬さんと好きな人が出ているのに、なぜか観たい気持ちになれなかった。
でも、やっと観た。
そして、観てよかった。
『人間なんて、知ってることより知らないことのほうが多い』
主人公がそんなことを言っていた。
本当にそうだと思う。
だから、『知る』は楽しい。
発見がある。
知らなければよかったと思うことも世の中にはあるのかもしれない。
でも、知る機会に恵まれたのはきっと意味があると思う。
『知る』は面白い。
そして、きっとすべてのことには意味がある。
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