1%の可能性を100%信じる・・・憧れの街ニューヨーク・・・15

1月7日をスタートに、あまりに続く負の連鎖に、生きることやNew York移住も諦め、何もかも、もうどうでもいいやと投げやりになった2021年。

そして、2022年が明けても、日々の低空飛行は相変わらずだった。
やっとのことで採用された職場で、適応障害になりかけて倦怠感が続き、
やむなく退職。重ねて夏の暑さに人一倍弱い時季が重なり、生きている実感がなかった。もう生きるとかNew Yorkどころではなかった。

けれども、秋になり、涼しくなったころ、2つの職を得て、やっと少し元気が出た。すると、また、New Yoreへの気持ちが蘇ってきたのである。
万策尽きて、八方塞がりではあったが、やはり40年以上の憧れは、
ちょっとやそっとでは静まらなかった。

そんなある日、あるアイドルがインタビューの際、デビューを狙う後輩に向かって、メッセージを送っていた。
「1%の可能性を100%信じてほしい。簡単に諦めてほしくない」

1%かぁ……。
そういえば、毎年ハズレ続けているグリーンカード(アメリカ永住権)の当選確率は、0.63%だの0.57%だの、1%に満たないなぁ……。
知人から語学留学を提案されたが、私の目標は、New Yorkで書く人になることであって、英語を勉強しに行くのではないなぁ……。
グリーンカード(アメリカ永住権)保持者との結婚を提案されたが、
日本で1度失敗しているし、お気楽シングルアゲイン生活が心地良いので、
今更……。
それに、アメリカではポピュラーとのことらしい、マッチングアプリにも、抵抗があるしなぁ……。
グリーンカード保持者との結婚を目的とする人のための、仲介業者があると聞いたが、それは人の道に外れてる気がするしなぁ……。

よくよく考えたら、可能性が全くなくはないのに、自分からシャッターを降ろして、勝手に諦めていたことに気が付いた。

たとえ1%に満たなくても、グリーンカードの応募は毎年できる。
多少遠回りになるかもしれないが、語学留学生としての渡米なら、3か月以上滞在して暮らすことができ、何らかの行動は起こせる。
New Yorkで運命の人に出会う可能性も、なくはない。
英語上達の1番の近道は、英語を話す恋人を見つけることだと聞いたことがある。

よし、否定のシャッターを降ろすことを辞めよう。そう決心した。
たとえ1%に満たなくても、可能性があるのなら、諦めることを辞めようと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?