#66 宿のご近所をお散歩・・・ニューヨーク1人旅  2018年11月4日(日)4日目・・・11

Harlemから宿に戻り、部屋でホッと一息つくと、日本で飲みなれたStarbucksのキャラメルマキアートが飲みたくなった。
Bryant Park のChocolate drinkも、DELIのマフィンやミルクコーヒーも、甘党の私でもさすがに甘すぎた。お昼に飲んだのに、夕方になってもその甘さが口の中に残っていたほどだ。苦い物、しょっぱい物が欲しくなった。

New Yorkに到着した日、宿のご近所で迷子になり、半泣きで青ざめながら歩いていた時、Starbucksを見かけた。

きっと入店することがあるだろうと思っていたが、早々にその時は来た。
初日は散々だったけど、今度はちゃんと宿に戻れるし、宿のご近所もよく見てみたかった。
迷子中に半泣き状態で歩いた時には、辺りが暗くてほとんどわからなかったが、確かこっちの方だったよなぁと思いつつウロウロ歩いていると、思いのほかご近所にあった。

店内は20人ほどが座れるイスとテーブル、その同じくらいのスペースが広がっていた。日本のように華やかできれいでもなく、賑わってもいなかったが、何故か温かい雰囲気がした。私が勝手に感じただけなのだが、訪米たった数日で、たくさんのニューヨーカーから受けた親切が、そのままこのお店の雰囲気につながっているような気がした。

英語が読めず、日本のようにメニューがあるわけではないので、あれこれ選べなかったが、少しだけほろにがのキャラメルマキアートが飲みたかったので、迷わず注文した。キャラメルマキアートならカタカナ英語でも通じるだろう。

そうして受け取ったキャラメルマキアートを持って店を出た。近くにあるビルの横が、コンクリートの階段と広いスペースになっており、階段に腰掛けて温かいキャラメルマキアートをすすった。

辺りがオレンジ色に染まっていく黄昏時の中、休憩する人や、スケートボードを練習する人がいて、ボーッと見ていた。
この日はNew Yorkマラソンがあり、賑わったであろう、お祭りの雰囲気が、まだ少し残っていた。
歴史的行事を見られなかったのは残念だったけれど、日曜日のHaremの教会で礼拝に参加しできたし、何よりApollo Theaterに行けただけで、今日も充分幸せな日になった。
空がオレンジから少し薄暗くなり始めた。お水と夕食を買って宿に帰ろう。

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