過食を緩和させる!?”ある薬”を服用し始めた話
※この記事は薬の服用を推奨するものではありません。というか飲まなくて済む方が断然いいです。リスクも当然あるので、飲むのであれば完全に自己責任で!
私は、直接病院に行って「あなたは摂食障害ですね」と言われたわけではありません。
なので、声を大にして言っていいか分かりませんが、過食症っぽい食事量に数年悩まされてきました。
最近ちらほらとよく耳にする「ドカ食い気絶部」と似たような感じです。
衝動的にスーパーで菓子パンやカップ麺、揚げ物系の惣菜など…ジャンキーなものを大量購入しては吐く直前まで一気食いしてしまう。
そんなことが頻繁にあり、普段の食事量も、一般的な1人分の量では足りません。
腹12分目くらいになり、パンパンで苦しくて身動きが取れなくなってから、ようやく食べるのをストップできるような状態です。
食べた後に「なんでこんなに食べちゃったんだろう…お金も何千円も飛んでいくし…」とすごく後悔するし憂鬱な気分になります。
それでも辞められません。
お金が飛んでいくだけではなく、周りからの目も変わりました。
元々「細すぎ!骨と皮じゃん!」と言われるくらいにはスレンダーだったのに、今は70kg超え。久々に地元に帰ったら、親族に「えっ!!!wwwゆきちちゃん!?!?太り過ぎ!!wwww横に伸びたなあwwwwどうしたの!?!?」と笑われてしまい、辛い気持ちになりました。
何度ダイエットしても、どんなに健康な食事を目指しても、すぐ限界が来て大量に食べ物を口に放り込んでしまう。
これは私の意思の弱さが悪いんだ…そう思って、痩せることも、健康も、諦めてきました。
太った姿が板に付いてきた頃から気になっていた、とあるダイエット法の存在
Twitterのダイエット界隈に潜っていると、いろんなダイエット法で減量やボディメイクを頑張っている人たちがいることに気付きます。
筋トレ派、有酸素派、運動と食事を満遍なく頑張る派、糖質制限派、脂質制限派、ストレッチ派……などなど。
私もいろんなダイエット法を試してみましたが、結局のところ、カロリーを抑え、適度に運動するのが1番効果的だということを身に染みて知りました。
普段仕事上全く動かないことも多いので、仕事終わりに歩きに行ったり、筋トレ苦手だけどプランクくらいならやってやるか…とプランクしてみたり。
でも、どうしても過食衝動だけは抑えることができません。
例えが悪いかもしれませんが、私にとって食事を適切量で我慢することは、トイレをずーーーーっと我慢しているのと同じくらいキツいです。
最初は「このくらい楽勝!」と思えますが、だんだん耐えられなくなってきて、もう無理!となり、爆発してしまいます。
そこで、数年間密かに気になっていたダイエット法が、「メディカルダイエット」です。
メディカルダイエットとは
メディカルダイエットと言われても、ピンと来ない人もたくさんいるかと思います。
メディカルダイエットは、「薬を使って食欲を減らす」というものです。
薬といっても違法薬物などではなく、本来は糖尿病患者に対して処方される薬や、向精神薬が主になっています。
まず私が知ったのは「サノレックス」という薬。美容外科でダイエット目的で処方される薬といえばサノレックスが代表的なのかなと思います。
その後、GLP-1ダイエットとして「サクセンダ(注射)」や「オゼンピック(注射)」、「リベルサス(経口薬)」という薬を知りました。こちらは糖尿病患者に元々使われている薬です。
サノレックスもGLP-1も、どちらも食欲を減らしたり、満腹感を高めたりする効果があります。
メディカルダイエットをする前に知っておくべきこと
薬を接種・服用すると食欲が落ちるなら、超楽にダイエットできるじゃん!と思われがちですが、その前に私が気にとめていたことが2つあります。
1つ目は、元々処方される対象である方への流通を妨げてしまう可能性があること。
そもそもこういったお薬は、”ダイエット用に開発された薬”ではなく、”特定の病気の治療薬”です。
以前、皮膚科での治療に用いられる、ヘパリン類似物質配合のローションなどが、美容目的で大量に消費され、在庫不足になり、本当に治療で必要な人達の手に渡らないといったことがありました。
本来病気の治療薬である薬をダイエット用に使うのも、その件と全く同じ事態を引き起こしかねないということで、なかなか手を出す気になりませんでした。
2つ目は、人によって副作用が出る可能性があること。
服用してみないと分からないことなのですが、人によって副作用が出たり出なかったりします。
効果の強い、容量の多い薬だとその分副作用も顕著に出やすいです。
サノレックスは精神的に作用するというのを耳にし、GLP-1は胃のむかつきや吐き気が起こるということを、ネットで調べて知りました。
私は、服用するなら(元々メンタルが弱いので)GLP-1かなあ…と思っていましたが、嘔吐恐怖症なので吐き気が出たらどうしよう…というのもあり、不安で手が出せませんでした。
過食に悩まされて5年、ついに決意
上記のこともあり、存在は知っていたものの、見て見ぬふりをして過ごしていた私ですが、去年の暮れにふと思いました。
「来年こそは絶対に痩せたい…かわいくなりたい…!!」
と。
きっかけは、去年12月に初めてタイミーで単発バイトに挑戦したこと。
勝手もよく分からず、集合場所でオロオロしながら椅子に座って待っていたら、細くてモデル級に可愛くて髪がサラサラなお姉さん(多分社員)が、勤怠QRコードを表示するパソコンと名簿、名札などを持って集合場所にやって来ました。
えっ!?こういう倉庫作業の現場にこんなに可愛い社員さんいるの…!?と、驚きを隠せない私。
「タイミーの方〜!名簿の記入とQR読み取りお願いします〜」
なんと声も垢抜けていて可愛い…声が垢抜けてるってなんだよって話なんですがね。
名札を着けて、名簿に記入して、作業現場に向かっている途中、窓に自分の姿が反射して悲しくなりました。
私こんなに太ってたの…?
今までなんで節制できなかったの?
シルエットから芋臭いってどういうことなの?
恥ずかしい…帰りたい…………。
…いや。
これは…逆に、チャンスなんじゃないか?
今まで私は自分のことを客観的に見ることができる機会がなかった。
チャットレディの仕事ではお客さんに常に「俺はぽっちゃりな子の方が好き!もっと太ってよ!」と言われ、パソコンのWebカメラは結構綺麗に映るので自分のことをここまで太っているだなんて思わなかった。
万単位するようなWebカメラって、SNOWみたいな加工がなくても、それとなく細く見えるんです。世界7不思議。
彼氏も体型のことには特に言及してこない。
散歩や買い物以外なかなか外に出ないし、遊びに出かけたとしても他人のことをまじまじと見たりしないので、自分の姿を認識しようとも思わなかった。
オシャレな街に出かけた時にチラチラ視線を感じるとは思っていたけど、そんなに太ってるとは思わなかった。見る奴が悪いと思っていた。
「私は太ってるし何着たって『オシャレしたデブ』にしかならないから、どうでもいいや」と思い、外出時は基本ジャージ。
きっと逆にデブの全身ジャージは目立っていたのかもしれない。
可愛い服を本当は着てみたい。でも私の趣味に合う服なんてサイズが合わなくて無理だ……………
オタク君の早口ばりに頭の中で色々と巡り巡っていろいろ考えてたどり着いた結論が、
2023年は、今まで目を背けてきたものに向き合う、使える手は使って、どんなに意思が折れそうになったとしても絶対に痩せる…!!!!!!
というものでした。
そこで、今までやりたいと思っていたけど後回しにしていた、メディカルダイエットを始める決意を完全に固めました。
もちろん、絶対に痩せるのを決意したとはいえど、薬の副作用があまりに酷い場合は別の方法を模索するという前提で。
年明け、GLP-1の薬でメディカルダイエットを開始
そんなこんなで、2023年になり、私はGLP-1の薬でメディカルダイエットを開始しました。
私が飲んでいるのは「リベルサス」という飲み薬です。
初めて飲んだ時は不安で不安で仕方なかったですが、10日ほど経った今となっては飲み方も完璧で慣れたものです。
痩せたい…今年は絶対に…!!!!!!
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