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"経営管理"に向き合うログラスの可能性(プロダクト編)

※この記事は、ログラスの選考を受けてくださっている方や興味をもってくださっている方、また最近ご入社された方の中でも、「ログラスのドメインやプロダクトの解像度が低いかも・・・」と感じられている方々に向けて書いています。

なお、表題の通り、ログラスが向き合うドメインや事業の可能性を発信できればと思っておりまして、コンテンツの全体像としてはこんな感じになっています。

よって、こちらの記事を読んでいただくにあたって、以下の記事も合わせて読んでいただけると理解がしやすいかと思います。よろしければご覧ください。


前回の記事では、「経営管理」におけるログラスの可能性を探ることをテーマにドメインの観点からお話をさせていただきました。
今回はその続編的な立ち位置として、ログラスがそんな経営管理の分野において、プロダクトを通じてどのような価値を提供しているのかを掘り下げていきたいと思います。

この記事を通じて、ログラスがどのように経営管理の世界で独自の価値を提供し、業界の課題に向き合っているかを少しでも理解していただけると嬉しいです。

(ちなみに補足までですが、弊社では会社名のことを”ログラス”、プロダクト名称は”Loglass”として表記しておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。)

Loglassのプロダクトビジョンについて

まずは、私たちが掲げるプロダクトビジョンについてお話をしていきます。

プロダクトビジョン:MAKE NEW DIRECTION

1: 組織の誰もがその時に必要な情報を最新の状態で取り出せるデータ管理を実現します。
2: 人間の力では読み解けない複雑な情報の関連性を自動で読み解き、それに基づいた「再現性のある適切な経営判断」を可能にします。
3: Loglassは思いもよらなかった選択肢を導き出し提案します。適切な経営判断が行えることにより、会社の業績向上、そして社会全体の良い景気作りに貢献します。

Loglassのプロダクトビジョン「MAKE NEW DIRECTION」は、単に新しい道を切り開くこと以上の意味を持っており、経営管理における革新的な変化を通じて、企業と社会全体にポジティブな影響をもたらし、ミッションである"良い景気を作ろう。”を目指していくものになっています。

詳しくはCTO坂本が発信しているこちらをご覧ください。

その上で、副文が示す内容にも関連して、私の視点にてプロダクトの価値ポイントを少し掘り下げてお話をしていきます。

Point1: 最新情報への瞬時アクセス

"組織内の誰もが必要な情報を最新の状態で瞬時に取り出せるようなデータ管理を実現する"ことを第1歩としています。これは当たり前のようなことに聞こえますがとても大変なことでして、経営管理で扱われるデータは複数の種類が存在しており、それぞれ形式もバラバラになっているが故にデータを収集することや統合することに大きなペインが存在します。

そのため、Loglassはこの"経営データにアクセスするためのデータベース"としての位置付けが意味合いとしては強く、以下の様に多くのデータが集まっていくような構造になっています。

そしてこのデータベースを実現するために、Loglassはあらゆる種類のデータを簡単に取得できるような機能の充実を推進しています。
例えば皆さんが普段取り扱っているKPIのデータは、SalesforceのようなSaaSプラットフォームから取ることもあれば、手集計しているものもあると思います。それら出所が異なるデータたちを1つにまとめて分析資料をつくるのがとても大変なことは、皆さんもおわかりいただけるかと思います。

最近リリースした"カスタムデータ取込機能"はまさにそのような実務を効率化していくための機能であり、各種システムや作成ファイルの形式に合わせて自由にマッピングをしながらデータ取得ができるようになっています。

Point2: 複雑な情報を扱える、強いデータベース基盤

経営管理で行われる予実分析は、その要因を分析しようと思うと最終的には部門が行なっている取引レベルの活動に辿りつくこともあります。(例えば、急に広告宣伝費が膨らんだ理由はなにか?を確認しようと思うと、マーケティング部が今月どんな施策を推進したのかレベルまで確認しないといけない等)
故に取り扱うデータは、細かい単位で見ようとすると部門毎の1つ1つの取引データを入れることになるため、そのデータ量は非常に膨大になります。その量にして、毎月少なくとも数10万行、多ければ100万行を超えることもあります。

また、1つの取引についても単純に売上という内容だけでなく、
・どの取引先に対して売っているのか
・どの商品が売れたのか
・販売チャネル(形式)はどのようなものだったのか
などなど複数の情報が入ってきますので、縦横に広がることでより複雑性が増していくようになっています。

※Chat GPTで生成した実際の生データイメージ

これらのデータをすべて踏まえて分析していくことは人間でやれることの限界を超えており、だからこそ強いデータベース基盤というものが非常に大事なポイントになっています。

そのため、ログラスは表には見えない機能(=非機能)についてもとても注力をしており、データベースのレスポンス速度もお客様に高く評価いただけるポイントになっています。

ーLoglass導入による効果はいかがだったでしょうか。

上治様 私はマスタの部分を担当しているのですが、Loglass導入以前は組織変更時のマスタメンテナンス作業が非効率でした。旧システムでは仕様上の制約で組織のコピーが出来なかったため、組織変更があると組織マスタを新規に作り直す必要がありました。表計算ソフトのマクロやRPAは使っていましたが、それでも時間がかかっていて、変更作業に丸2日かかることもあり、組織変更がある度に「どうするどうする?」と泰井に相談していました。それがLoglassでは、マスタメンテナンスの画面でドラッグ&ドロップするだけで更新できてしまいます。作業時間は1チームの組織変更で10分程度でしょうか。ちょうど先日も組織変更があったのですが、本当に効率的になったと感じています。

瑞慶覧様 今までは実績を見るのにまず表計算ソフトのファイルを見にいっていました。たとえば「この月のこの組織、この費用はどうして膨らんでいるのか?」というような質問が経営陣から来るのですが、Loglass導入前は、組織を見て補助科目を見て、経費を見て、と資料を3つも4つも見る必要がありました。ところが今は、補助科目も明細もワンクリックで表示できます。数字へのアクセスの良さを感じています。

ログラス導入事例 住商メタルワン鋼管株式会社様 より引用

Point3: 新たな選択肢の提案

前回のnoteでも触れた通り、経営管理の本質は"企業の目標達成や意思決定を支えること"にあります。だからこそLoglassは単純な業務効率化に留まることなく、プロダクトを通して新たな選択肢を導き出し提案することで、経営判断の幅を広げていくことを目指しています。これにより、企業は業績向上の新たな道を見出し、それが社会全体の景気向上にも貢献すると考えています。

そのための1つの手法として、ログラスでは生成AI/LLM専任チームを早期に立ち上げており、以下のような取り組みを進めております。

①プロダクトビジョン実現のための技術検証
AIを活用する上で必要な技術の検証を行い、プロダクトビジョン実現に向けた技術的課題の解決を目指します。AIの可能性の探求、組織的な開発に組み込むためのアーキテクチャや組織設計なども検討します。

②業務プロセスへのAIの組み込み
業務プロセスにAIを組み込み、アウトプットの品質や効率の向上を目指します。社内の開発プロセスや、社内オペレーションをAIを活用して効率化することで、本質的な価値創造に時間を投資していきます。

③制度や仕組みの整備とスキルや知見の共有
AIを活用する上で必要な制度や仕組みを整備し、社員全体が活用しやすい環境を整備します。また、AI活用することが当たり前の風土を醸成するため、社員全体へのスキルや知見の共有も行い、社内で活用のための知見が多く生み出される状況を作り出します。

"ログラス、「生成AI/LLM専任チーム」を立ち上げ"より引用

特に①についてはAI技術を活用したソリューション開発として様々な仮説検証を繰り返しており、立ち上げて1年足らずで、瞬時に経営分析レポートを作成してくれる"AI分析アシスタント機能"をβ版リリースしています。

このよう私たちはプロダクトビジョンである"MAKE NEW DIRECTION"の実現に向けて、経営管理のドメインにおける課題と直接向き合いながら、これらの課題を技術革新によって解決することを目指しています。

なぜLoglassが選ばれるのか

このようにプロダクトビジョンに向けて日々進化をしているLoglassは、2024年3月時点ではリリースから3年半程度になっています。
まだまだプロダクトの歴史としては浅い状況ではあるものの、すでに広い業界の経営管理業務に活用いただいており、直近でも以下のように広がりをみせております。

Loglass 経営管理を導入いただいている業界の例について
Loglass 3周年記念ページより

ログラスの選考を受けていただく中でも、なぜLoglassが早期に様々な業界に受け入れられ、選ばれているのかという点をよく聞かれることが多いので、その理由についての私見もまとめておきます。

そもそもの導入に至る背景

前回の記事でも触れた通り、ほとんどの企業様は経営管理業務を表計算ソフト(Excelやスプレッドシート)で行っているのですが、企業の成長や変化にこれらが追いつかず、システム化というステップを検討します。

例えば、オンライン英会話事業を主軸とし、M&Aもしながらグループを拡大されているレアジョブ様は、企業の拡大フェーズにおいて先駆けてCPMをはじめとした経営管理ツールを入れようと検討を開始されていました。

ー Loglass導入の背景を教えてください。

福岡様:元々はクラウド型の表計算ソフトを使ってグループ全社の数値データを30〜40枚のシートにし、それを1つのファイルにまとめて数値を管理していました。そのような中でグループ会社がさらに増えるという話もあり、グループ間の内部取引も含めた各会社の経営管理の在り方を考えたときに、今までのやり方では管理が難しいかもしれないという話になったんです。そこから解決策を模索し始めたというのが、経営管理ツールを検討し出したきっかけです。

ログラス導入事例 株式会社レアジョブ様 より引用

何を基準に選ぶのか

お客様は様々な観点でプロダクト・ツールについての検討を進めていきますが、選ぶ基準は様々です。一般的には"機能の充実性""コスト"のバランス、などがわかりやすいものとしてあげられますが、例えばこのような観点もお客様から聞くことがあります。

ーどのような観点でシステムを比較されましたか。

鈴木様:価格面やUI/UX、また「分析する際にどのような軸で分析できるか」という観点で探しました。Loglassを実際に導入している会社と弊社の規模感が近いかどうかも確認したかったので、同じく導入を検討していた他社の話を聞いたり、導入事例を閲覧したりしました。

あと、ログラスにはさまざまな会社から優秀な方々が集まっているという印象を受けました。有名企業で活躍してきた方や経営企画の出身者がログラスに入社するということは、やはり相応の魅力があるのだと思います。導入後のアップデート等を見据えたときも、若い方が集まる会社の方がフレキシブルに対応してくださると思いました。

ログラス導入事例 株式会社博展様 より引用

こちらを読んでいただけると、単なる機能がリッチかという点だけでなく、

  • 経営企画のみならず、経営層や事業部門など多くのステークホルダー(関係者)がプロダクトを触っていく中でも馴染みやすいUI/UXか

  • 自社のビジネスモデルで発生する分析のケースに対応できるのか

    • 例)ゲーム会社ならゲームタイトル別の利益分析をしたい!など

  • SaaSというモデルの強みでもある、製品のアップデート期待はどれくらいあるのか

など、多くの視点が入っていることがわかるかと思います。

Loglassがご評価いただけるポイント

これらを踏まえた時に、なぜLoglassがお客様から選んでいただけるのか?という点についても、いくつかのポイントをあげて説明していきます。

Point1:誰もが直感的に使えるUI

Loglassは初期から元経営企画であり代表の布川が、自身の感じていたペインをもとに開発されてきました。
だからこそ経営企画のみならず、会計データを管理する経理や予算を作成する事業部門、データを閲覧する経営陣のことも想定しながら作り込みがされており、この体験設計をPdMだけでなく、デザイナーやエンジニアも一体となって設計をしています。

Point2:経営管理のプロの支援が確実な運用開始をサポート(=カスタマーサクセス)

ログラスではカスタマーサクセスにもかなり比重を置いており、私自身はプロダクトの一部であるとも考えています。(そのために、あえてこのテーマの中で記載をしています)

経営企画や事業企画、コンサル出身者が多いというかなりマチュアなメンバーで構成されています。
直近は社内育成も整ってきているので、他社SaaSでのカスタマーサクセスご経験者や、金融業界の営業職の方など、様々なバックグラウンドのメンバーが参画しており、お客様からの強い信頼感を得てプロダクト導入を推進しています。

また、最近はカスタマーサクセスの活動自体により付加価値をつけ、お客様の根本的な業務課題を解決していくためのサービスをBPaaSとしても展開を始めました。

Point3:業界最高水準の開発組織により進化し続ける機能

ログラスは手前味噌ながら、非常に優秀な開発組織だと感じています。(CTO協会による数百名の技術者を対象に魅力的な発信を行っている「開発者体験ブランド力」評価の高い企業の調査では、2年連続TOP30にノミネートをされています)

そんな体制のおかげで、日々の開発リリース自体も非常に早く進化し続けており、カスタマーサクセスに関わる私自身も、新機能の理解に追いつくことに必死です(笑)
それくらいのスピードでログラスの機能はリリースを続けており、既存機能の改善まわりも含めていくと、そのリリース数は年間250件を超えるペースになっています。(記載は2022年度のリリース数ですが、今年度はさらに増える予定)

ご評価いただく点はまだまだたくさんあるのですが、これらを中心にLoglassは多くのお客様から選んでいただき、短期間でここまで広げていくことができたと感じています。
もっと詳しくお客様の声も含めてプロダクトの魅力を知りたい!という方はぜひこちらをご覧ください。

おわりに

前回も含めて長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。
今回は主にドメインや事業の切り口からログラスの面白さを伝えていければいいな、と思っていろいろ書いてみました。

ただ、私個人としてはログラスの面白さは事業と組織の両輪が力強く回っているところにあると思っていますので、ぜひぜひログラスの組織カルチャーについても関心をもっていただけると嬉しいなと思っています。

この記事が選考を受けていただいている方や、ログラスにこれから入社するぞ!という方のお役に少しでも立てれば嬉しいですし、ログラスちょっと面白そうだぞ?と思った方は、ぜひぜひカジュアル面談をしましょう!!!笑

会社へのご連絡、DMでも、なんでもお待ちしております!

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