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小さい人から教えられた、まほうの言葉

貴方にとってのパワーワード、「まほうの言葉」は何?
人それぞれ、大切にしている言葉、気に入っている言葉があると思う。
中学生の頃、私は「初志貫徹」が好きだった。
字面がカッコイイ気がして。
「不言実行」も、「有言実行」に対して、マイノリティ感がでていてカッコイイと思っていた。

そんな私の現在のパワーワードは、
「つかれたときは、やすんでいいんだよ。おとなも。」である。
全て平仮名なのには理由がある。

この言葉は、うつ状態が悪化し実家へ身を寄せていたとき、
幼稚園に通う姪が私に向かって発したものなのだ。
部屋に引きこもって泣いているアラサーに対して、
(泣いていることはバレていないと思う、多分)
「ないてもいいんだよ、おとなも。」と続けた。

(恐ろしい。)
リラックマのチャックの中身がおじさん説ばりに。
一瞬、だれか他のひとが腹話術かなにかで語りかけてきたのかと思った。

沈黙が続くなか発せられた
「ママがよく言ってる。」に安堵する私。
(よかった、霊的な存在とかじゃなくて。)
以来この言葉を聞く機会はほとんどないが、
疲れた時やどうしようもなくなった時に思い出すことにしている。

まほうの言葉
疲れたら、休んでもいいんだよ。大人も。