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他人の趣味につべこべ言うもんじゃないなぁ

私が大好きな番組、NHK『ドキュメント72時間』が10周年を迎えたそうで。
それを記念して先日、視聴者投票による歴代トップ10を紹介し放送していたので、大事に大事に録画を少しずつ見てるんです。

どれもこれも最高なんですが、そのトップ10を紹介するスタジオで平成ノブシコブシの徳井さんがしみじみと話した言葉が印象的でね。
それが今回のタイトルです。(細かい言い回しが違ったらすみません)

そもそも『ドキュメント72時間』は、ひとつのスポットに72時間密着して、訪れる市井の人たちにインタビューしていく番組。

真夏のコミケのために日本中から集まる大勢の人たちを迎え入れる駅前のコンビニ、
日本ダービーを最高の席で見るために何日も前から徹夜の行列ができる東京競馬場、
10年に一度の撮影会のためにバイクのライダーたちが遠くから集う阿蘇の駐車場。
(いずれもコロナ前の話です)

自分には興味のないことを趣味として、情熱を傾ける人たち。
知らないままだと、「へぇ、そこまでするかねぇ」で済ませてしまいそうなこと。
だけどひとりひとりの話を聞いていくと、見え方が変わってくる。
その趣味での人との関わりを心底楽しんでいたり、生きているって実感できる数少ない場所だと捉えていたり、大切な人との思い出だったり、人生を振り返りながら前を向ける場所だったりする。

コミケでコスプレするためにスイスからわざわざ遊びに来る人もいれば(なりきり感が最高でした)、
日本ダービーの前の行列でだけ会う年に一度の友だちと外で飲んだりとかさ、
亡くなった夫や妻と楽しんでた場所に今年はひとりで来たよ、とかさ。

ひとりひとりが大切にして楽しんでいることに対して、本当に他人がとやかく言うものではないですね。
それに、どんな対象であれ、なにかを本気で楽しんでいる人たちを見るのは楽しいこと。

自分が楽しいと思ってることなんだからさ、別に年齢も上手下手もかっこいいかっこ悪いも、なーんも気にしなくていいんだ。

私も、若い頃に「この日があるから頑張れる」「この日があるから生きていける」って思ったこと、何度もあります。
だから、わかる。
なんか泣きそうになっちゃったな。

楽しみ方は人それぞれ。
大切なものも、人それぞれ。
あなたはどんななの?へぇ、楽しそうだね!
…て、お互いに言い合えるほうが楽しくて豊かですね。

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