農村で物件を探す
事業を始めるには、「拠点」が必要だ。僕の場合それは、事務所だったり、作業場だったり、車庫だったり、休憩所だったりする。
実は今になって、拠点に予定していた物件がバツになった。
ってことは、代わりのどこかを探さなければならない・・ということ。
最初は資金がないから、賃貸となる。
大規模小売店舗にある貼り紙を見ても、これという物件はない。
インターネットも同様だ。
ここ、
農村の特徴
かと思う。
どういうことかと言うと・・
農村をちょっと歩けば、「空き家」と思しきものはいくらでもある。地方であれば、街中も同様だ。
だがそれが「物件」になっているかというと、そうではない。
不動産屋さん曰く、
上がってこないんですよね・・
そう。
つまり、その所有者が、持て余している空き家を「物件」として情報化できていないのだ。
背景にはいろんなことがあるという。
相続がちゃんと出来ていなかったり、家財がそのままだったり、お仏壇が残っていたり・・
つまりは、持ち主に情報化するだけのエネルギーがない、ってことで、まあ、いわゆる「農村あるある」ってやつですね(笑)。
この状況を、市役所も解決できていない。情報が上がってこなければ、行政といえども手が打てない、というわけだ。
じゃあ、この話はどこに行くのか?
そう、
口コミ
である。
知人に声をかけ、物件の情報を持っていないか当たる。
自分の脚で物件を探して、区長さん経由とかで、持ち主を探す。
そういったことだ。
不動産屋さんにしても市役所にしても、「情報」を元に業務を遂行する。だから、情報がなければその「デジタル」処理は出来ないということ。
デジタルがダメなら、「アナログ」で勝負するしかない。
やはり農業・農村ってアナログなんだなと、こんな場面でも思う。
「それはわかったけど、君、どうすんのよ?」
読者からそんな声が聞こえてきそうである。
大丈夫。
今僕は、そんな状況を
楽しい
と感じている。
そもそも、起業なんて、そうスラスラ進むはずないのだから。
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