む:難しいことに挑戦する。

時間を持て余していると、難しいことに挑戦したくなる。

働き始めて数年、目の前のことに精いっぱいであまり難しいことに挑戦したいと思う気持ちを感じることがなかった。

目の前にある簡単なことができない。
周りの人が簡単にできることができない。
なんでできないんだろう…?

最初に入った環境は、あまりにも自分に合っていない環境だった。
決して自己肯定感が低いほうではないが、この時ばかりは「自分だけできない」という思いにとらわれてしまって、なかなか前に進めなかった。
そのうちに、前に進み方がわからなくなってしまった。

最近になってようやく、「新しいことをやってみようかな」と思えるくらい、楽に思えるようになってきた。
自分にとってネガティブなことも消化できるようになってきたので、余裕が出てきたのである。努力をしていないように思えても、前に進んでいないように思えていても、なんでも積み重なっているもので、少しずつ私の心を楽にして、糧になっているのだと思う。

つらいことをしているときは、しんどいだけで人生のなんの糧にもなっていないと思っていても、案外自分の礎になっている。具体的に何がどう変わっていったのか、言葉にできるわけではないけれど、ショックに対する耐え方・対処の仕方、傷ついたほうがいいこと・傷つかなくてよいこと、相手と自分との境界線など、自分なりの対処の仕方が徐々にわかってくるので、ネガティブも避けることでもないのだろう、と思う。

負け方を学んだのも大切だったと思う。
人に言い負かされたり、努力が実らなかったり、うまくいかないことがたくさんあるけれども、それを負の側面ととらえてしまうと、しんどい。
かといって、負けてしまったことの負い目を感じながら、「負けたことは将来糧になる!」と無理くり思うのも、しんどい。
「負け」の意味を深く理解して、「負け」ていることを知っていることで初めて、許容できる感情で、簡単にはいかないだろうと思う。でもこの感情を許容できることは、巡り巡って人生に良い影響をもたらす。

次は自分の強みを生かせるような、新しいことを始めたい。
とはいえ、自分の強みを明確に意識できるほど、まだ自己理解が進んでいるわけでもないが、自分の良さを生かして仕事ができるような人に将来なっていたい。

一見難しいと感じることを、挑戦してみて人生を充実させることが
人生に多面性をもたらす秘訣なのかも。



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