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凄い時代になったよな

この話を無料で聞けるって、現在サッカーに打ち込む選手やサッカーに携わる方々は、テクノロジー冥利尽きると思う。というか、この類の話って、サッカーが上手くなるとか、競技レベルの向上に繋がるとか貢献するとかそういうこと以上に、人生の至る所で使えて応用できる考え方が多すぎて、心の底から感銘しかない。

スポーツチームのみならず、組織ってトップの本気度が現場に波及していく可能性が高いじゃない?
青森山田は入学した1日目から、いやもっと言うと、入学する前段階から高校日本一を取るという意識を24時365日、黒田さんが持たせてくれただろうし。それが現場の至る所、選手の日々の立ち振る舞いや言動等の全てに好影響を与えて、日本一に相応しい組織や選手(人間)を作り上げてきたんだと思う。

特に15~18歳くらいの選手は、お金とか人間関係とかそういった歪な利害関係ではなくて、そのスポーツが上手くなりたいとう純粋性の塊で、それはある意味、基本的に純粋無垢だから、組織やトップが本気かどうかを?本気の選手のフィルターを通してスクリーニングされてしまうので、大人の本気度を感じ取る力が大人以上にある選手達からすると、目指せ日本一みたいなハリボテの所信表明や大義名分では、本気かどうかがバレるんだと思う。

私が中学の時は、監督もコーチもいない、ほぼ3年間11人選手が集まらない中で、正直サッカーという名ばかりのボール遊びを草むらのような場所でしていて、週末は練習試合も無い環境で、サッカーの試合といったら学校の昼休みに、サッカー素人の同級生と遊びの試合をするみたいな環境でサッカーをしていたこともあるし、高体連でサッカー素人の顧問?監督?みたいな人が全然練習を見に来ませんみたいな環境でサッカーをしたこともあるし、U-18のクラブユースで元日本代表で元Jリーガーの監督の元で、一緒にプレーした選手がJリーガーになるみたいな環境でサッカーをしたこともあるんだけど、このThe底辺とトップみたいな極端な環境でサッカーをした両方の経験があるから、この本気かどうかの差、目の前の選手に本気で向き合っているのかの差が凄い分かる。同じスポーツでも組織のトップによって凄い差があるよね。

それは高体連の競技レベルから、Jリーグという国内最高峰のカテゴリーに変わり、競技レベルが一気に上がっても、結局そういった基礎の基礎みたいな所の部分は、強い組織を作るという意味では変わらないのだと思う。

そして権田さんは、国内外のリーグや代表で長年ご活躍されている同じ年の選手ですが、ホンマに尊敬しかない。
いい選手ってサッカーが上手いとかの前に、人間としての完成度が高いんだよな。これだけはホンマに例外が無いと思う。

これは性善説で希望的観測だけど、一流選手になるにつれて人間性の部分も比例して高まっていくんだと思うし、カテゴリーが下がれば下がるほど、人間性も下がっていくんじゃないのかな?

1日でも長く現役を続けて欲しいし、同じ年の活躍に刺激を受けて、私も人生を頑張ろうと思える原動力になります。

最後にレオザさんは、あ~そこ見えてるのか~。みたいに質問力の解像度が高いし、レオザさんが頭ではなくて心で話すから、それが一流の監督や選手の心に伝わって、気取って着色された言葉ではなくて、心の深層にある本音に限りなく近い言葉を引き出せるんだと思う。

話を聞いてると、なんだか理由はわからないけど、涙が出そうになる。
いい指導者になりたいという強い思いが凄い伝わるし、本気なんだろうね。

だからこそ、1つの言葉や振る舞いで選手の可能性の潰したり、選手やサッカーに本気で向き合う責任感や覚悟を持つことのできない指導者は、人を育てる者としては1番愚かだし、そういった顧問や監督もどきは育成に携わったらダメだと思う。私はそういう指導者を見てきたことがあるから分かる。

もちろん大前提として、選手は全てのベクトルを自分自身に向けないといけない。監督やコーチや外側にベクトルを向けるべきではないことは、重々承知で心の底から腹に落としてる。ただし、選手に紳士に向き合う覚悟や責任感の差は、その監督やコーチと話せば、目を見れば悟られてしまうよって話。

最後に、今はこうやって、立場、経験、グラスルーツ、カテゴリー、プロアマ問わず、様々な角度や携わり方を通して、日本のサッカーを良くしたいという気概が凄い伝わるサッカー人が、指数関数的に増えて可視化されてきたから素敵だよなと思う。