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大切なのは、なんてことない日常

こんにちは!yukiです。

今回は、

「大切なのは、なんてことない日常」

をテーマに書いてみようと思います。


旅の記事ばかり投稿している人
が何を、
という感じかもしれませんが苦笑

しかし僕の中では
圧倒的に日常が大切なのです。

“旅の呪縛”から抜け出してからは、
毎日がいっそう楽しくなったと
感じられるようになりました。

一時的な高揚感を求めがちな時代ですが、
なにか参考になることがありましたら
嬉しいです。


旅の高揚感


言うまでもないと思いますが、
旅って、刺激的です。

日常の世界を出て
なじみのない場所へ行き、
出会いやトラブルをこえて、
宝物のような思い出と共に帰ってくる。

そんな体験で湧きおこってくる感情は、
高揚感といっていいでしょう。

脳内でドーパミン
出ているともいえますね。

ドーパミンが出ると、
多幸感やエネルギーの高まりを感じるので、
元気になれたりするのです。

一方で、
ドーパミンの効果は絶大ですが、
一過性のものでもあります。

なので脳内麻薬ともいわれ、
中毒になりやすいんですね。

僕は、まさにそれによって、

「旅したい沼」

にハマりました。

日常は何とか乗り切ればいい、
とにかく旅に出たい。
そうすれば元気になれる。

そんなふうに思っていたのです。

誤解してほしくないのですが、
旅のために頑張る!というのが
間違っていたとは思っていません。

しかし一方で、
だんだん“旅じゃないときの日常”
疎かになってしまったのです。

ここで、
禅僧、ティク・ナット・ハン氏の
言葉を引用させていただきますね。

私たちは生まれてから
ずっと走り続けてきました。

そして安らぎ、幸せ、
成功などが見つかるのは、
いつかどこか別の場所、
別のときだと思いこんできました。

安らぎ、幸せ、安定など、
すべては今ここに求めるべきだとは
知りもせずに。

今とここの交差点こそ、
いのちの住所なのです。

ティク・ナット・ハン
『ブッダの幸せの瞑想』より


本当にそのとおりだと思いました。

人生の大半の時間を過ごすのは、
“日常”です。

「そんな日常が
 充実してないって、
 どうなんだろう…?」

もし、それまでのように
旅行のために毎日頑張っていたとして、
何か問題がおきて旅行に行けなかった時の
喪失感といったら大変なものでしょう。

「これまで働いてきた
 日々はなんだったんだ!」

と思うことにもなりかねません。

だから僕は、

「旅行はボーナスタイム」

と思うようにしました。

あくまで日常を、
毎日の何てことない生活を、
精一杯楽しむように努力する。

よい人間関係をつくり、
身体によいものを食べ、
目の前で起きていることをよく見る。

そんな生活をしたうえで、
ときどきボーナスタイムが
やってくるのです。

日常が幸福感に満ちていれば、
非日常はいっそう良いスパイスになります。

また、楽しい非日常体験の後で、
燃え尽き症候群みたいになることも
少なくなりました。

ピアノでも、
似たような経験をした


この、

“非日常を求めてしまう”

ことは、
趣味で続けている
ピアノでも同じでした。

僕は小学生のときピアノを始めたものの、
中学からはほとんど弾いていなくて、
ちゃんとレッスンを再開したのは
就職が決まってからでした。

その後、大人になってから初めて
人前での演奏を経験したとき、
やはり高揚感にやられてしまったのです。

練習してきた好きな曲を演奏して、
大勢の人が拍手をくれるわけですから、
当然ですよね笑

そして沼にハマりました。

「演奏して拍手がほしい沼」

とでもいいましょうか。
(書いてて恥ずかしいですが汗)

本番のために練習することは、
熱が入るし楽しくもあるのですが、

練習自体を楽しんでいるというより、
拍手をもらう瞬間をイメージして
楽しんでいる感じでした。

なので、
あるとき本番でうまくいかず、
猛烈に落ち込むことになったのです。

「今までの練習はなんだったんだ…
 膨大な時間をかけたのに…」

と、呆然としてました。

そして感じたのは、
大事なのは結果を求めすぎることじゃなく、
そこに至る道そのものを楽しむことだなあ、
ということです。

芸術にふれていられる、
奇跡のような日常そのものを楽しむ。

さらに、
ときどきボーナスタイムがあって、
そこでは高揚感も楽しめる。

そういう向き合い方にしたら、
ピアノライフがより楽しくなりました。

幸せを感じながら練習できれば、
結果は自然に良くなっていきます。

脳波もととのうので、
それが音楽に影響して、
聴き手もリラックスしながら
楽しんでもらえるはずです。



さて、
旅行とピアノの例をあげましたが、
中毒になりがちなものは他にも
たくさんありますよね。

高揚感と幸福感は、
似ているようで別物
です。

高揚感ばかり求めてしまうと、
一時的に元気になれても、
長い目で見ると消耗してしまうことも。

何かに夢中になりすぎて
バランスを崩していないか、
日々の生活を見つめ直してみると
新しい発見があるかもしれませんよ!



最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

それでは、今日もよい1日を!



(今回のカバー写真は、
 吉祥寺の井の頭公園でした!)



P.S.
小野リサさんの歌を聴きながら
記事を書いていたのですが、
ぴったりの曲が流れてきました!

「未来なんてあんまり
 気にしなくていいよ、
 なるようになるから。」

って曲です。
ご紹介しますね。



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