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【隠れた名作】母を求める少年が、出会いと冒険の中で成長していく。心温まる王道RPG『ポポロクロイス物語』


#全力で推したいゲーム

※多大なネタバレが含まれているため未プレイの方は閲覧注意です

子どものころは親にゲームを禁止されていて、友だちの家でゲームを眺めているのが大好きでした。野口です。

そんな私が初めてゲームで感動したのが『ポポロクロイス物語』です。
小学生のころ、友人の家でエンディングを見たときに、無性に心がくすぐられたのを覚えています。

思い出して改めてプレイしてみようと思い立ったのは、当時から12年経った社会人1年目の23歳の時でした。

改めて、物語のあらすじを説明します。

ポポロクロイス王国の王子ピエトロが10歳になった誕生日の夜、「ガミガミ魔王」と名乗る盗賊が乗り込んできて、王家の宝「知恵の王冠」を国王から奪い取るところから物語が始まる。知恵の王冠をガミガミ魔王から取り返すためにピエトロは生まれて初めての冒険の旅に出かけ、途中で出会った仲間の助けを得て無事に目的を果たす。その後、死んだと聞かされていた母親サニアが生きていることを知り、今度はサニアを救うための冒険に出る。

 まずピエトロはサニアが死んでいるのではなく、魂が「闇の世界」にある状態だと学ぶ。ただ、そこは死後の邪悪な魂がたどり着く場所であり、どうすればそこに生きたまま行けるのかを考える。その頃、ブリオニアという空中浮遊島が王国に接近してきた。この浮遊島は未知の科学力、知識の宝庫であると見なされており、そこに行けば何か分かるのではないかとピエトロは考える。そこでフライヤーヨットという空飛ぶ船を用いてこの浮遊島にたどり着く。そして闇の世界への通行証となる「闇の本」の存在を知る。これを入手しようとしたが、「氷の魔王」という存在に忠誠を誓う謎の四人組、「四天王」らに本を奪われる。ブリオニアも落下、沈没し、闇の世界へ行くことは不可能になったとピエトロは落胆する。
 しかし、ガミガミ魔王がブリオニアで闇の世界に関する本を入手しており、ピエトロにその情報を与え、大国のはるか東にある剣の山に仲間と行くことになる。そこで現世と闇の世界との橋渡役のラダック仙人と話をする。そして、たとえ闇の本がなくとも、「永遠の番人」の試練に耐えれば闇の世界に行くことは可能であることを仙人から知り、試練を受けることを決める。またピエトロは、なぜサニアは邪悪な魂が堕ちる闇の世界にいるのかを尋ねるが、仙人は自分の目で確かめよと返した。後日、永遠の番人の試練も通過し、闇の世界の王「ダーナ」に会い、魔王の星にサニアがいることを告げられそこに行く。そこでは氷の魔王の魂を封印するサニアがおり、四天王はサニアに攻撃を加えていた。ピエトロがサニアに声をかけた時、サニアは油断し封印が解かれる。しかして、氷の魔王はその巨大で邪悪な魂を地上界へと運ぶのであった。
 ピエトロ達が地上界に戻ると、強烈な寒波が吹きすさび、城の湖が一面、凍り付くなどしていた。国王パウロはこれを受けてか、かつてこのような事態になったことをピエトロに教えていた。それは氷の魔王がポポロクロイス王国に侵攻してきた時だ。その時、国を救ったのは竜の化身であったサニアだった。サニアは見事、魔王を打ち破ったが、魔王はサニアの魂を道連れにして闇の世界へと堕ちていったのだ。以来、サニアは眠ったままであると。ピエトロはサニアが決して邪悪な魂の持ち主ではなく、逆に国を守ったことに感銘を受ける。そして、王国のため氷の魔王を討伐することを誓い、北方の氷の神殿へと仲間と行くのであった。そこではサニアを苗床として氷の魔王の復活の儀式が行われていた。復活を阻止しようとするが叶わず、魔王は復活してしまう。しかし、ピエトロの竜の化身としての力が芽生え、魔王を打ち倒す。そして蘇ったサニアとともにピエトロは城に戻る。だが、サニアの中にひそんでいた魔王が最後の勝負をピエトロ達に挑んできた。激闘の末、魔王は倒され、王国に平和が戻った。そしてサニアもピエトロの元へと戻り、大団円を迎えるのであった。  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%B9%E7%89%A9%E8%AA%9E_(%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0)


あらすじがネタバレと思う方もいらっしゃるかもしれない。
でもポポロクロイスの本当に面白いところは
ここに全く記載されていない。

私が何よりこの物語に魅入られたのは3点。
・仲間
・ヒロイン
・音楽

■仲間
主人公のピエトロは冒険の旅に出る。
その道中で様々な旅に出る。
冒険は楽なことばかりではなく、障害も山ほどある。
そんな時に彼の支えになるのが旅の途中で出会う仲間である。

Wikipediaにはきれいにその部分に関しては記載がありません。
本当にポポロクロイスが好きな著者様がネタバレを嫌い、あえて記載しなかったのだと思います。
この記事からも皆さんにプレイして体験してもらいたいという思いを受けとりました。
本当に素敵です。

10歳の男の子が一人で冒険している。
それはつらいことも、悲しいことも、心が折れてしまいそうになることもある。

そんな時に信念をもって生きているピエトロに惹かれた人たちが力を貸し始める。そこに年齢も性別も種族の違いもない。
あるのはピエトロの力になりたいというシンプルな気持ちだけ。
そういう仲間たちとの掛け合いは本当に面白いです。

その中でもヒロインであるナルシアだけは、、、

■ヒロイン
ヒロインの名前はナルシア。
主人公との出会いはひどいものだった。
色々とあって共に旅に出るが、その旅路の中でのナルシアの成長や、主人公ピエトロに対する捉え方の変化。少しずつ見えてくる淡い想い。
なんだかもどかしくて、甘酸っぱい、初恋を想い出すような、そんな気持ちになります。
個人的には小学生のころに友だちの家でポポロクロイスのラストシーンを見た瞬間、いつか自分がやろうと決心したのを覚えています。

そして、その時の記憶をより鮮明に残した原因になったのが、音楽です。



■音楽
ポポロクロイス物語に使われている音楽は、個性的なものが非常に多く、なんだか壮大で、物憂げで、楽しげで、ワクワクするけどやはりどこか切なくて。そんな曲が多いです。
また、キャラクターのイメージソングも非常にキャラクターとマッチしていて素敵です。
こちらは言葉では説明つかないので、ぜひ一度聞いてみていただきたいです。

■まとめ
重要な部分や細かい部分のネタバレを省いて書いてみると、意外とほとんどかけないものなのだと実感です。
ただ、一つだけ言えるのは、だからこそそこには体験してみて初めて分かるものがあるということです。
ピエトロと共に旅に出て、少年のようなワクワクする気持ちや不安や葛藤を体験しながら、それでも一歩一歩前に進んでいく。
このゲームをクリアした時に、きっと理屈じゃなくピエトロやナルシア、仲間たちのことが好きになっているはずですし、何よりポポロクロイスという物語がとても好きになっているはずです。
個人的には2の方がやりこんでいて、続編の物語ももちろん面白くて好きなので、1をプレイされた方はぜひやってみてください。

長くなりましたが、
母を求める少年が、出会いと冒険の中で成長していく。心温まる王道RPG『ポポロクロイス物語』
僕の人生のバイブルなので、とてもおすすめです。
ぜひ一度プレイしてみてください。


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