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たばこ部屋に集うことが無くなる前に

人の集まり方で得られるものって全然違うんだなとふと思った。
きっかけはお酒とたばこの増税をきっかけに、「昔はたばこ部屋で人事が決まったものだ」とネット記事に書いてあったこと。私もたばこ部屋に行った経験があったし、ふと調べてみようと思った。

ニコチンの補充がもたらす心の均衡

仕事中に体内のニコチンはどんどん減っていく。その補充のためにたばこ部屋に集う愛煙家たち。
そういえばその補充のされ方が大きく分けて2種類あることをどこかのサイトで見たのを覚えている。


・吸う間隔が短い人は、落ち着きを取り戻そうとしている。
・ゆっくり吸う人は、気分を高めている。

私はたばこが苦手だけど、付き合いで行く時はその吸い方を観察することにしている。確かに、実際に気分を浮かせたり沈ませたりして、吸い終わるまでに心のバランスを元に戻しているようだった。

集まること×リラックスの組み合わせがよいのでは

心が満たされてからはとてもリラックスした表情で会話が始まる。会議室や部長室などではあまり見られない状態だ。立場もそんなに関係ない。たばこによるものだが心が満たされた人たちの集いに見える。時間がたつとどんどん人が増えたり入れ替わったり。
これが何かを決める会議になるのだろうか?会議として成り立つ条件がそろうことになるから人事が決まるということなのか。


・リラックスしているので話が整理されている
・たばこ部屋は仕事場から閉じた空間なのでざっくばらんに話せる
・権限を持つ方も来られている

このようにたばこに含まれる成分によるものよりも、心の落ち着き・飾らない発言がもたらす効果なのかもしれない。それらを生み出せるなら、例えばたばこ以外の理由で集ってもいいのかもしれない。ただお酒だと理性含めて心を緩めすぎてしまうし、ランチだと心よりも腹を満たすことに集中しそう。「ガム部屋」も一定の効果はあったものの、たばこ部屋と同じ効果を得るのって意外と難しいと思う。

このご時世、密になることをどんどん避けるようになり、禁煙の推進も進んで喫煙所は撤去されてきている。いい意味でのたばこ部屋の文化は、無くなる前に違う形ででも今後に残ってほしいと思った。

…ただ、私は風上をもらってもいいでしょうか。

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