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コロナ後の日本語教師生活(2)

こちらは前回の記事コロナ後の日本語教師生活(1)の続きになります。まだお読みでない方は、(1)からどうぞ〜。

1.コロナ後の必須アプリ

私に説明するのも面倒と思ったのか、結局は「(あなたの場合)とりあえず3月までの分のパワーポイントと自分で録った録音」をアップロードするだけで良いと言われたのですが、結局その「PPTと録音をアップロードするだけの授業」体制は5月中旬まで続きました

そのPPTと録音をアップロードする先は、

学习通というアプリでした。(日本の携帯からアプリはダウンロードできず、その場合インターネットからのアクセスのみになります)

このアプリ結構優れもので、全国の大学の過去に収録した様々な授業を見ることができます。( =自学自習にも使える)残念ながら日本語の素材や教材はあまりないのですが…。

学习通を通して宿題の内容を通知したり、提出させたり、宿題をチェックしたり、PPTや音声、動画をアップロードしたり…とオンラインコースを受講しているかのようなシステムでした。

5月下旬には、「先生もそろそろライブをしてください」ということになり、オンラインでのライブ授業が始まりました。

その時に使ったアプリは、腾讯会议です。機能的には、zoomの中国版のようなものです。同じく日本の携帯ではダウンロードできないため、PCでソフトをダウンロードして使います。

このアプリだと、授業で学生が何十人入っても重くもなく、とても使いやすかったです!

2.メリットとデメリット

オンライン授業を体感してのメリット。

1.普段より授業を聞いていないと質問に答えられないため(友達が隣にいないので助けてくれない)、集中&予習しているのを感じる。

オンラインでの沈黙が気まづいと思うのはお互い様なのか、回答率がぐっと高まりました。

2.精神プレッシャーが少ない(笑)

普段の授業だと携帯で遊んでいる子や寝てる子が目の前にいると、「……」とちょっと複雑な気持ちになりますが、顔が見えない分、何をやっているか良くも悪くもわからないので、私はその方が精神的に楽でした。

3.PPTの上にその場で書き込みできたり文字を打ってフォローできたりと便利

今まではスライドを見せながら、必要に応じて黒板を使っていましたが、オンライン授業になってからは、直接そのPPTに書き込みなどができたり、チャット欄ですぐに自分やみんなの言った言葉をフォローできるようになったため、とても便利になりました。

一方で…

1.大人数の授業で基礎がほぼない子へのフォローがなかなか難しい

実際の教室では、周りの子が中国語でその子を助けてあげたり、身振り手振りで伝わるよう説明しますが、オンラインだとなかなかそれが難しく、ついてこられない子は当てられても無言になりがち…。

2.全体の理解度や様子がなかなか見えづらい

3.結論

色々語ってみましたが、私はオンライン授業の進め方のほうが好きです。

特にチャットでパパッと文字を打って、発言をフォローできる機能は非常に便利です。学生ともコミュニケーションがスムースになり、変な沈黙などもできづらく、結果的に授業の進度も速めになりました。

もうすぐ今学期も終了しますが、工夫しながら進めていければと思っています。




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