ゆきまる

中国在住のねこ飼い。仕事は、日本語教師。色々な経験をしてもシェアできる相手がいないので…

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中国在住のねこ飼い。仕事は、日本語教師。色々な経験をしてもシェアできる相手がいないので、noteをはじめました。仕事のこと、慣れない海外生活のことなど綴ります。

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コロナ後の日本語教師生活(2)

こちらは前回の記事コロナ後の日本語教師生活(1)の続きになります。まだお読みでない方は、(1)からどうぞ〜。 1.コロナ後の必須アプリ私に説明するのも面倒と思ったのか、結局は「(あなたの場合)とりあえず3月までの分のパワーポイントと自分で録った録音」をアップロードするだけで良いと言われたのですが、結局その「PPTと録音をアップロードするだけの授業」体制は5月中旬まで続きました。 そのPPTと録音をアップロードする先は、 学习通というアプリでした。(日本の携帯からアプリは

    • 海外で日本語教師をするということ(9)新卒給与編

      日本語教師になる前に一番不安だったのは、経済的な面でした。日本では、常勤はまれ、非常勤・ボランティアがほとんど、というのは、私でもなんとなく知っていたため、海外ではどうなのだろう?と思っていました。古い情報も多く、経済発展の著しい中国では、10年ほど前の情報では参考になりませんでした。 1.毎月の給与と使い道

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      • コロナ後の日本語教師生活(1)

        1.オンライン授業の始まり中国の大学の新学期は、9月と3月。今年の3月は、新学期が遅れるなんて聞いていたけど、結局オンライン授業を始めていくことに決まりました。それも新学期の10日前ほどに連絡があって、不安とドタバタしかありませんでした。 大きな不安点 ・新学期が始まる前に7月までの授業内容をppt(パワーポイント)にして作ること→えっ、7月までオンライン授業は決定ですか?!今から17回分の教材作るの?! ・その資料を用いながらライブ形式で授業すること→当時、学内に住ん

        • 海外で日本語教師をするということ(8)年金・保険他編

          海外暮らしで不安に思う一つが、年金や保険をどうするか?ではないでしょうか。私と私の周りの例を紹介させていただきます。 1.年金中国に来たばかりの現地採用の人や留学生に「年金の支払いはどうしてるの?」と聞かれることがあります。 私は、「国民年金に任意加入して払い続けているよ」と答えています。理由はいくつかあります。 ・たとえ海外に移住しても、将来年金を受け取ることは可能 ・支払いを続けていれば、年金受け取り時の金額に反映されるから ・(家族がいる場合は、)万が一のため

        コロナ後の日本語教師生活(2)

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        記事

          海外で日本語教師をするということ(7)待遇編

          今までは、私が感じてきた仕事のしづらさ、大変さにスポットを当てて書いてきましたが、今回は待遇について書きます。「受け取る」給与以外の面では、学校で働くだけあって結構恵まれているのかなと思います。 1.住まい外国人教師になると、多くの学校では学内の部屋に住むことができます。(家賃が無料かどうかは学校による)私が今までお邪魔してきたお部屋は、10校足らずですが、そのほとんどのお部屋が2LDK、狭い場合でも1LDKでした。家族で住めるような配慮になっているのでしょうか。 東京で

          海外で日本語教師をするということ(7)待遇編

          海外で日本語教師をするということ(6)学生の反応編

          学校が違えば、学生も違うので、ご参考までに見ていただけると嬉しいです。これから書くのは主に学生の反応です。日本で授業をした時は、まるきり違う反応に驚きました。 1.授業中のようす今の時代、世界中で見られることかもしれませんが、携帯を使う学生が本当に多いです。言語を学ぶ学生なのに、紙辞書・電子辞書ひとつ持っていない学生が教室の中に2/3以上いました。もちろん携帯が電子辞書にとって代わることができるのかもしれませんが、それ以外の機能がついているのも携帯。ついついWechatでや

          海外で日本語教師をするということ(6)学生の反応編

          海外で日本語教師をするということ(5)授業外業務編

          前回の記事、海外で日本語教師をすることということ(4)で、授業のコマ数について紹介しました。ほかにも業務に含まれたり、含まれないけど暗黙の了解でやらなければいけないことがありました。 1.スピーチ大会の指導日本語のスピーチ大会出場のための練習は、多くの学校では大体数ヶ月前から始まります。一緒にトピックについて話し合い、原稿を書かせ、直し、また書かせ…(を何度も繰り返した後)、暗記させ、場合によってはパワーポイントなども作成し、何度も発表をさせて細かい指導をします。周りの先生

          海外で日本語教師をするということ(5)授業外業務編

          海外で日本語教師をするということ(4)授業コマ数編

          日本語教師を始める前、授業数だけ見ると「こんな授業数が少ないんだ!」…じゃあお給料も悪くて仕方ないと思っていました。私は何も知りませんでした。授業以外のさまざまな準備や授業後の作業などに追われ続けることを。結局は、フルタイムで働いていた時かそれ以上働いていた時もありました。 1.コマ数中国の学校では、45分×2つ(計90分)で1コマと換算していました。 最初の学期は、新人という理由で、週に10コマの担当を割り振られました。(ただし、私は契約した時の説明と大幅に異なっていた

          海外で日本語教師をするということ(4)授業コマ数編

          海外で日本語教師をするということ(3)準備編

          就労ビザまで取れたら、出発までの準備です。人によっては、当たり前の内容かもしれませんが、私はその基本的なことすら知りませんでした。何らかの事情や目的で、今まで日本語教育畑にいなかった人が、海外で日本語教師をすることになった方のご参考になれば幸いです。 1.教材は持参すること赴任先の地域にもよりますが、日本語の授業で使えるような教材は、基本的には現地で手に入れることは困難です。持ち込むと便利です。 (もちろん教科書はいただけますが、使いづらいor使えないものが多いのも事実で

          海外で日本語教師をするということ(3)準備編

          海外で日本語教師をするということ(2)ビザ手続き編

          採用まで漕ぎつけた後、最大の難関は、就労ビザ取得手続きです。実際の業務より何より大変でした。時間に余裕をもって、計画的に取り組みたいことです。 1.必要書類学校や省によって要求される書類に違いはあります。事務の人に何度も確認しましょう。 ・履歴書(自作のものでOK) ・写真(背景は白、髪の毛が顔にかかるとNG) ・パスポートのPDF(有効期限のチェック大事) ・無犯罪証明書 ・身体検査(中国に入国後でもOK) ・最高学歴学位の証明 及び 各種免許 ・仕事の証明

          海外で日本語教師をするということ(2)ビザ手続き編

          海外で日本語教師をするということ(1)求人編

          数回にわたって、私自身の海外日本語教師についてまとめていきたいと考えている。微力ながら、これから海外で日本語教師になることを考えている人や単身海外移住を考えている人の検討材料になればと思っている。 1.そもそもなぜ日本語教師に?これだけでまた一つのテーマ になるので割愛するが、中国政府奨学金をいただいて1年間中国に留学する機会があった。ちょうど留学の折り返し時点で、以下のような思いからもう少し中国にいたいという気持ちがあった。 ・日本に戻りたくない←最大の理由 ・留学生

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          海外で日本語教師をするということ(1)求人編