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正しいノートの取り方

学校で授業を受けるときには、必ずノートを取りますよね。

では、みなさんはどのようにノートをとっていますか?

多くの人が
・板書をそのまま写す
・聞いたことを残らず書こうとする
だと思います。

教員時代にも、上記のようなノートを作り上げる生徒をたくさん目にしてきました。

他の教員でも、「板書がしっかり写せているものが良い」と考えている人も少なくありません。

でも実は、このノートの取り方って、良くないんです。

今日は、ノートの取り方についてご紹介します。

テレビ番組より

以前テレビ番組で、ロザン宇治原さんとパンサー尾形さんが同じ世界史の授業を受けて、授業後にテストを行う企画がありました。

そして、二人の決定的な違いは、授業の受け方にありました。

パンサー尾形さん
・板書を忠実に写す(そのため、授業のほとんどがノート書きになる)
・字も丁寧で、いわゆるキレイなノート
・蛍光ペンを使い、カラフルに書く

ロザン宇治原さん
・板書の必要な部分だけを書く
・授業中のほとんどを先生の話に耳を傾ける
・先生が言った大事な部分はメモをとる

学校で目にするのは、パンサー尾形さんタイプが多いですよね。

ずっと話を聞くロザン宇治原さんタイプは珍しいです。

その後のテストの結果は、

パンサー尾形さん   →         0点(解答場所を間違えたのもあり)

ロザン宇治原さん   →         98点(間違えた一問も、聞き取りミスから)

元々の能力が違うんだからテストの点数は違って当たり前かもしれませんが、どちらの方も世界史の授業は受けたことがないという共通点があります。

それにしても、なぜこのような結果になってしまったのでしょうか?

大切なことは三つだと考えます。

1.黒板を一言一句写すのはダメ

黒板を写す『作業』をすることでは、内容を理解することはできない!

誰かが書いたり話したりした言葉をそのまま書いても、その情報を自分のものにすることはできないのだ。

自分のものにするため(理解するため)には、自分で考えてノートを書く必要がある。

必要なものだけにすることや自分が気づいたことを付け加えることが必要となってくる。

2.黒板は先生の話の補助にすぎない

黒板の内容ではなく、先生の話が本当に必要な内容である。

だからこそ、黒板の内容と先生の話を、授業内容をストーリー仕立てで理解していく必要がある。

単にノートをとるのではなく、『理解したことをノートにまとめる』ことが本当の目的なのである。

3.話を真剣に聞く

先生の秘書として、授業を受けているのではないですよね。

後で使う情報を受け取るために受けているのです。

強調されたポイントをノートにとる。
そして、話の主旨を理解できているか確かめ、チャンスがあれば質問しよう。

授業を受け身で行うのではなく、積極的に受けようとすれば、さらに効果が上がっていくでしょう。

どのようなノートを取れば良いのか?

オススメの方法を紹介します。

実は私も学生時代にこの方法に近いノートを取っていました。(全てではありませんが…)

「紙の真ん中に線を引き、左半分でノートをとる。そして右半分でノートを作る。」

具体的に言うと、左半分の内容について、
・これはどう使えるのか?
・なぜ使わなければいけないのか?
・いつ使えるのか?  などを
ノート右側に書き出していくと良いのです。

左側に重要な部分だけを書いていかなければ、右側を書き上げることができなくなります。

先生の話を聞くことへも集中することで、より授業の理解が高まっていくはずです。

この方法は、多くの本から勉強する中で書かれていた事項です。

有能なものになっていますので、是非参考にしてみてください。

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