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わかってるつもり、でも実際に自分で使えない。学びの過程の原則を知る。

講義を聴いたり、教科書を読んだり、ちょこっと例題をやったりするとなんとなくインプットできた気になりますが、実際に自分でやってみる、アウトプットをしようとすると、つまったりして、なかなか簡単にはできなかったりします。

語学でも税理士試験の勉強でも、インプットとアウトプットが大事ってよく言われていることなんですが、どういうことなんでしょうか。私が最近ほんとうにこれを実感しているので、その体験をもとにまとめてみました。

講義を聞いたあと、すぐの練習問題では記憶が新しいのでスラスラ解けるのですが、しばらく時間が空くと記憶がおぼろげになっていることもあって、あれ?ここってどうすればいいんだっけ?とつまずきます。そのつまずき部分は、ただ記憶が薄れただけというよりかは、本当に理解していなかったからつまずいたのだと、あとから自己分析してそう思います。

アウトプットをやってみて、ようやく自分がほんとうの意味でインプットできていなかったことに気づくのです。要は「自分がどこがわからなかったのかがわからなかった」と気づくのですね。無知の知です。疑問にすら思わず、なんとなく理解した気になっていただけだったんだと。そしてそこが盲点で、本当に理解していないとアウトプットなんてできないんだと身をもって実感したのです。

ここでインテイクという言葉を思い出しました。インテイクとは簡単にいうと、本当に理解して自分自身の中にきちんととりこまれるということです。アウトプットする過程でさまざまな疑問がわいてきて、理解していない部分の存在が明らかになって、もう一度インプットの過程に戻って問題解決をはかります。それがインテイクとなるのです。

インプット → アウトプット → 再インプット → インテイク → 再アウトプット


インプットしたあと、アウトプットしようとすることがまず大事です。すなわち習ったらすぐ自分でもやってみようとすること。そうするとたいがいうまくいかなくて、疑問もわいてきて、自分がなにがわかっていなかったのかがわかります。それでもう一度講義や教科書に戻って確認します。このインプットがインテイクになるのです。問題解決したうえで、もう一度アウトプットすると、できるようになる、ということです。

この学びの過程の原則を、どんな学習にもあてはめるとよいと思います。いったんインテイクしたあとは、ひたすらアウトプットの練習をするだけ。もちろんその中でまたあらたに疑問がわいてきて、もう一度インプットに戻ることもあると思いますが、そういうことの繰り返しでどんどん深掘りしていけるのだと思います。

そうそう、深掘りってそもそもどういうふうにしていけばいいんだろう、という疑問も以前から持っていたのですが、おそらくこういうプロセスの中で自然と深掘りできていくでしょうね。
先は長い。
引き続き、勉強、練習をがんばります。

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