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「真・英文法大全」読んでみた。大人の英語やり直しにめっちゃおすすめでした。

有名なスタディサプリ英語講師 関正生氏の「真・英文法大全」を買ってみました。

実は、受験生向けの文法解説だろうと思って避けてたんですが、ショートで流れてくる解説の視点がおもしろく、「この延長線上なら…」と期待しつつ読んでみることに。

正直な感想は…

おもしろい上に、わかりやすい!
しかも、英会話にもかなり役立つ!

です。食わず嫌いを貫いて損するとこでした。

もしあなたが、英語で会話をするたびに、

  • 中学英語の文法や語彙は知識として身につけたけど…

  • 英会話中、"なんとなく"で使っている文法がある

  • 相手が意図を汲んでくれている、けど自分的にはごまかして使っている感がある

こんなモヤモヤを感じるなら、ぜひ読んでみてほしいなと思います。(3cmくらいの厚さなので、まずは本屋で立ち読みしてもいいかも)

文法を使うときの気持ちがわかる

私のおすすめポイントは、英文法のルールを単にわかりやすい口調で書いているのではなく、その文法を使うときの気持ちが丁寧に書いてあるところ。

これがわかれば、実際の英会話に反映しやすいんです。 つまり、アウトプットしやすい!


例えば、

過去形finished と過去完了形have finished
どちらも「終わった」ことを表しますが、過去形はあくまで「過去に終わったこと」を伝え、現在完了形は「現在に影響が残ること」を示唆します。たとえば「(終わったらから)次は何する?/遊びにいこうよ」など、「今からどうする?」につながるニュアンスを現在完了形は持ちます。

真・英文法大全 76ページより引用

さらに「じゃあこういう場合は?」と思ったら次の項目で説明してくれてるし、「あれ、こういう言い方ってなかったっけ?」と思った時にも高確率で解説してくれてるので、非常にありがたい。

私は、長年英語に触れているので、積み上げた経験で感覚的に使っていた英文法が多くあります。

間違った使い方はしてないんですが、改めてストンと腑に落ちる形で掘り下げて解説してくれるので、英語知識全体の答え合わせができている感じ。

「ああ、この使い方って間違ってなかったんだな」「いや、ちょっと勘違いしてたな」「こっち使えばより伝わるのか」って、今でも勉強になるんです。

【注意】英語初級者にはおすすめしない

この本は、高校レベルの英文法を取り扱っているので、今から英語をやり直そうと思っている英語初心者の方にはおすすめしません。

英語初級の方は、まず中学英語3年分の英文を見直してください。それからざっと高校レベルの英語をやり直して(「高校の英文法が1冊でしっかり分かる本」など)から、苦手なところなどこの本で丁寧に確認していくのがおすすめです。

英語中級以上で伝わりやすい英語を話したいなら

私ももっと早くこの本に出会えてたら、「なんかうまく言えなかったな」「あの文法苦手でついつい使うの避けたな」と英会話後にモヤモヤすることも少なかっただろうなぁと思います。

今、英語中級以上で、相手に伝わりやすい英語を話したいなら、「真・英文法」おすすめです。


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