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「はじめての」を読んだ話。

先日すごく久しぶりに映画版バイオハザード1・2を鑑賞しまして、アリスゥー!ジルゥー!と、かっこよすぎる女性2人に心のペンライトを振っていた者ですこんにちは。
2 はゾンビものっていうかもうバトルアクションものですね。アリスはヒーローになったのだ…


さて今回は、以前読んだ本の

YOASOBI
×
島本理生さん
辻村深月さん
宮部みゆきさん
森絵都さん
がコラボした作品

「はじめての」の感想になります。

よろしくどうぞ。

『 あなたに贈る、はじめての読書体験 』


YOASOBIと
好きな作家さんたちがコラボ…!?
それは、読まなくては!!
と いうことで楽しく読了してきました。

短編ながらも、それぞれの作家さんの持ち味が出ていてよかったです。


宮部みゆきさんのお話は
まず「はじめての」というテーマを掲げたときに、『はじめて容疑者になった物語』というストーリーに行き着く発想とは…?と驚くし、
この短いお話の中に濃すぎるSF設定が思いっきり
盛り込まれていて、それを過不足なく短編に収めてしまえるってどういうこと…??となります。

宮部さんのお話を随分と久しぶりに読んだのですが (一時期は貪る様に読みまくっていた)、
読ませ方や内容の表現が「あーーーそうそう、こういう感じだった……!!」と懐かしさと楽しさでいっぱいでした。久しぶりにがっつり濃い長編を読んでみようかなあ。
宮部さんの「ステップファザー・ステップ」というお話がとても好きです。


今回の森絵都さんのお話は
「…かわいいっっっ」に尽きます。
コミカライズと相性が良さそうな、森さんの綴るお話たち。
森絵都さんの「深すぎない・重すぎない・でも本当に大事にしたい日々のこと」といった感覚を描写される物語が好きです…  くだけた風に言うと、”ノリ“がすごーく好き。
森さんも最近あまり読めていないのですが、「風に舞い上がるビニールシート」という本が好きです。


島本理生さんは初読みの作家さん。
他のお話も読んでみたくなりました。
このお話の、YOASOBIのMV観ましたが、... 良かった… 切な良かったです....!


辻村深月さんのお話は
いつも、痛みとあたたかさが同居していて。
「すぐそばにある苦しい」も「その先にあるかもしれない光みたいな気持ち」も一緒に表現されているようで。そんな“辻村さんならでは”の物語たちが好きです。
ずっと好きな辻村さんの本は「名前探しの放課後」。


こういう形式での本も
こういった形でのコラボレーションも
今の時代ならでは というか。
まさに「現代エンターテインメント」だなあ、と感じました。
楽しい一冊でした。



ここまで読んでくださりありがとうございます。

それでは!

「はじめての」を読んだ話。

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